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トウモロコシの「ひげ」をお茶に 旬を余すことなくいただく 夏の薬膳の知恵

公開日:  /  更新日:

著者:村上 華子

上から時計回りに。陳皮、はとむぎ茶、トウモロコシのひげ【写真:村上華子】
上から時計回りに。陳皮、はとむぎ茶、トウモロコシのひげ【写真:村上華子】

乾燥トウモロコシのひげを使った薬膳茶ブレンドを紹介

〇旬のトウモロコシをいかした夏に飲みたい薬膳茶

【材料】
・乾燥トウモロコシのひげ 5g
・はとむぎ 小さじ2
・陳皮 1~2かけ
・湯 400~500cc

【作り方】
1、温めたティーポットにトウモロコシのひげとはとむぎ、陳皮を入れる。
2、沸騰させたお湯を注ぎ、よく蒸らす。
3、陳皮がふやけ、お茶が色づいたらカップに注ぐ。

 ここでご紹介したブレンドの茶のレシピに使った「陳皮」は、温州ミカンの皮を天日干ししたもの。ミカンの皮もトウモロコシのひげと同様、捨てないで有効活用したい立派な漢方食材のひとつです。冬場の美味しいミカンの時期が来たら、皮を捨てずにぜひ作ってみてください。ちなみに、陳皮は湯船に入れると湯冷めしにくく、「風邪予防の入浴剤」としても有効。また、トウモロコシのひげは、お茶に使うだけではなく、スープやみそ汁に入れるのも手軽な食べ方です!

(村上 華子)

村上 華子(むらかみ・はなこ)

中医薬膳師、薬膳料理研究家、ヨガインストラクター。薬膳とヨガの教室【季結び庵】主宰。スーパーで手に入る身近な食材を使った季節の薬膳ごはんや、中医学とヨガの知恵を融合させたボディケアを研究中。自然と調和した心地よい毎日のために、日本の風土と個人の体質に合わせたライフスタイルを提案している。
インスタグラム:tokimusubian