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夏の実録・義母から毎年届くお中元 結婚当初のダイエットが生んだ嫁の「憂鬱」
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日頃、お世話になっている感謝の気持ちを込めて贈るお中元。結婚後は、実家や義実家に贈ったほうがいいのか、何を贈ればいいのか頭を悩ませているという方も多いと思います。また近年、お中元は「不要な慣習」だと考えている人が増えており、やめ時に悩んでいるという声も聞かれます。「今年から、なしにしましょう」と約束するのに、夫の実家から届くお中元を「憂鬱に感じている」という女性の話をお聞きしました。「もらってうれしい」こともあると思いますが、どうもこの女性は、結婚当初のある“事件”がモヤモヤした思いに関係しているようでした。
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断り続けているのに夫の実家から毎年届くお中元 きっかけは…
ある調査では、約7割の人がお中元は必要ないと考えているそうですが、宮本由美子さん(39歳、仮名)もそのひとり。
由美子さんは同い年の旦那さんと結婚して13年を迎える主婦です。子ども達は中学受験を控えたり、習い事に精を出したりと、何かとお金がかかる年齢になってきました。
しかし、由美子さんはこの時期になると、毎年頭を悩ませてしまうことがあるといいます。それは、義実家からのお中元。ここ何年も義母に「今年からはなしにしましょう」と言って約束するのに、必ず送り付けられてくるのだそうです。
「これだけ拒否しているのに送り付けてくるんですから、もうこれは『いやげもの』ですよね。子ども達や夫は喜びますが、お返しを準備しなければならない私にとっては、一度送り付けられると冷蔵庫の大部分を占領するアレにいつも憂鬱な気持ちになります」
断っても義実家から届く毎年のお中元。どうも新婚当初の“ある事件”がきっかけだったようです。
「結婚してすぐに私達夫婦はダイエットを始めたんです。肉や魚などを完全に断ち、白砂糖などを使った料理も食べないといったストイックな食生活をしていました。入籍から数か月くらいあけて挙式する予定だったので、ふたりで痩せたいという思いもあって……。妊娠、出産してからは、普通の食事に戻しましたが、ダイエットのやり始めってどうしても過度になってしまいがちですよね。それにふたりでやっていたから余計に根詰めちゃったんですよ」