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運命の出会いをAIが演出 東大と婚活サービスがタッグ あなたの相手をリコメンド

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

内面の相関性に着目。「自分はそうは思っていなかったが、好きかも」を演出

 新しい共同プロジェクトでは、Pairsサービス内の行動履歴を、山崎研究室が機械学習、パターン認識技術などを活用して分析し、利用者のプライバシーに配慮したうえでマッチングにおいて「探し切れていない切り口」を見つけるのが狙い。学歴・職業・年収といった属性に加え、趣味、価値観、ライフスタイルなどの“内面”においても相関性や共通性を導き出すことで、さらに質の高いマッチング(おすすめの相手のレコメンド)の実現を目指すとしています。

 金子氏は「複数の切り口を用意することで、利用者に『自分はそうは思っていなかったが、好きかも』という気付きを与えられる場になれば」と説明。山崎氏も「コンピューターに相手を紹介してもらいたくないというネガティブな意見もあるかもしれないが、オンライン婚活は事情が違う。1つの条件が合わなくても、『こんな素敵な人もいる』という出会いの場を演出できるような、候補の数を減らさずに出会いの可能性を広げられることが大事だと思います」。

 好みのタイプじゃなかったけれど、会って話してみたら好きになってしまった……。自分が設定する「理想の条件」だけで探す「必然」の出会いでは、なかなか相手が見つからないかもしれません。1つの条件が合わずとも内面の相関性をAIが抽出してリコメンドするたくさんの「偶然」の出会いの中に、「運命の出会い」があるかもしれません。

(Hint-Pot編集部)