和洋のスイーツも充実　有名芸能人が愛する逸品も

　お伊勢参りをする旅人たちをもてなした桑名市から伊勢市までには名物餅を提供する茶屋が多く、「餅街道」の異名で呼ばれています。店舗にはこの餅街道に軒を連ねる名物餅もずらり。江戸時代から令和まで人々を魅了し続けています。

「太白永餅金城軒」（四日市）の「太白永餅」（1個入り、110円）は、創業時から1枚ずつ手焼きされて、「袋を開けた時の香ばしさがたまらない」とファンが多いそう。「なが餅笹井屋」（四日市）の「なが餅」（7個入り、700円）は、モチモチとした食感とさらりとした餡の素朴な味わいが魅力だといいます。

　新しい三重土産として注目を集めているのは、洋菓子店「デ カルネロ カステ」（津市）のカステラ。かわいらしい焼き印とふっくらした食感が特徴で、カルダモンなどのスパイスが入った「スパイスのカステラ」（1150円）が人気です。ある俳優が結婚報告の際にオーダーしたことでも話題を呼びました。この他、米菓専門店「美鹿山荘」（桑名市）の「カレーのおせんべい」（520円）は、美食家が多い歌舞伎役者にも支持される逸品です。

「三重テラス」では、コロナ禍で帰省できていない人や旅行を控えている人に「東京で三重を感じてもらえるように」とさまざまなイベントを企画。12月26日（日）から28日（火）までは、「赤福」の特別販売が店舗限定で行われます。時間は午前10時からでなくなり次第終了。価格は8個入り760円、12個入り1100円。

　店舗では、商品の説明を店員から受けながら買い物ができるサービス「ウェブ来店」やオンラインショップも用意しています。

（Hint-Pot編集部・西村 綾乃）