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北海道の味を都内で 限定品も登場したアンテナショップ 人気グルメが目白押し
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秋の行楽シーズンが本格的にスタートしました。紅葉狩りや、秋の実りを味わうために旅のプランを立てたくなりますね。そんな中で実際に旅行をしなくても旅気分を味わえるスポットとして注目を集めるのが、各地に展開しているアンテナショップです。今回は東京都内にあるアンテナショップの中で一番人気を誇る「北海道どさんこプラザ 有楽町店」(東京都千代田区)を取材しました。週替わりの催事やイートインなど魅力あふれる同店には、定番土産はもちろん、道民が愛するレアな逸品など約1200点がずらり。この秋の限定商品などについて、店長の佐々木崇さんに教えてもらいました。
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「もぐもぐタイム」で世界が注目 「赤いサイロ」は限定品も
おいしいものがいっぱいの北海道。チーズやバターなどの乳製品から季節限定のスイーツまで、アンテナショップにはグルメが目白押しです。
定番人気は老舗菓子店「清月」(北見市)のチーズケーキ「赤いサイロ」(5個入り・841円)。2018年2月の平昌五輪で銅メダルを手にしたカーリング女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」がハーフタイムに食べていたことで一気に注目されました。今でも人気は根強く、午前中に売り切れてしまう日があるほどです。
同商品の発売25年目を記念し、カーリングのリンクが外箱にデザインされた「長いサイロ」(10個入り、1800円)が期間限定で登場。箱に描かれたブラシとストーンを切り取って、ゲームを楽しむこともできます。この他、燻製数の子とチーズが融合した「井原水産」(留萌市)が手がけるおつまみ「カズチー」(7袋入り・501円)、アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんもお気に入りという「宝永」(音更町)の餃子(600グラム・1080円)なども高い支持を得ています。
秋の味覚カボチャが好きな人には、焼き菓子「三方六」などを扱う「柳月」(音更町)のカボチャ味バウムクーヘン「魔女のパンプキン」(5個入り、750円)を。10月末まで販売されます。「わかさいも本舗」はしっとりしたカボチャあんを使った「北海道あんかぼちゃ」(6個入り・1080円)を12月末まで販売しています。
炭鉱の町のソウルフード ユニークな「角屋の焼きそば」
札幌市で育った佐々木さんが「都内などで暮らす道民に人気!」と一目置くのは、都内でレストラン事業も手がける「松尾ジンギスカン」(滝川市)の味付きジンギスカンです。有楽町店では冷凍の「味付特上ラム」(400グラム・1200円)を販売。「普通は野菜と一緒に焼いて食べますが、道産子は残ったタレをシメのうどんにしみ込ませて食べます」と教えてくれました。
店舗で扱う品の中では、土付きで入ってくる「山わさび」もおすすめとのこと。「鼻にツンと来る辛さがクセになります。ステーキなどの薬味として食べるのが一般的ですが、北海道ではしょうゆ漬けにしてご飯にかけたりします。私個人は、イカ刺しが一番おいしいと思います」といったこだわりも持っています。
紅ショウガ付きの見た目がインパクト大の「角屋」(美唄市)の「袋入りやきそば」(233円)は、炭鉱の町のソウルフード。袋のままガブリとかじり付くのが作法です。佐々木さんは「そのままでも食べられますが、フライパンで焼いてもおいしいです」と話してくれました。
他には「わかさいも本舗」(洞爺湖町)の創業者・若狭函寿さんが「サツマイモが獲れない土地でも焼き芋を作りたい!」と思いを込めて生み出した、大福豆を使った菓子「わかさいも」もよく購入されているということです。