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【2023年】2月4日は立春 「暦の上では春ですが」とずれが生じる理由とは 二十四節気の基礎知識
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2023年の立春は2月4日。暦の上では立夏(5月6日頃)までを「春」と呼びます。これは「二十四節気」(にじゅうしせっき)と呼ばれる、日本人に古くから親しまれてきた「季節の移ろいを知る目安」に基づいたものです。季節感が薄れている現代、知っているようで知らない「二十四節気」について解説します。
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古くから日本人が親しんできた暦
現在、日本を含む世界で使われている暦は「太陽暦(グレゴリオ暦)」です。これは太陽の動きから作られたもので「新暦」とも呼ばれ、原則365日を1年としています。
ちなみに、月の満ち欠けだけを基準にしたものは「太陰暦」です。新月から始まる「朔望月(さくぼうげつ)」が用いられ、「1朔望月」は太陽暦にするとおよそ29.5日。1年を12か月とすると354日になります。
元々日本では「旧暦(天保暦)」と呼ばれる「太陰太陽暦」が使われてきました。新暦に切り替わったのは明治6年(1873年)。旧暦は月(太陰)と太陽の動きを組み合わせているため、日本の四季の変化とずれが生じることがありました。
農耕民族であった日本人は、四季の移り変わりを農作業の目安としてきました。種まきや収穫などの農事をする上で季節の変化を知っておく必要があったのです。そこで旧暦の季節のずれを補うために、暦とは別に取り入れられた概念が、中国で考案された「二十四節気」でした。