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意外と知らない「月」にまつわる雑学 月にウサギがいるのは日本だけ?

著者:鶴丸 和子

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中秋の名月(写真はイメージ)【写真:写真AC】
中秋の名月(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 今日は「中秋の名月」ですね。別名「十五夜」と呼び、日本では旧暦8月15日(2021年は9月21日)の月を楽しむ風習があります。丸い月にある薄暗い影の部分を「餅つきするウサギ」に見立てるのが日本での通説ですが、海外では違う形に見られているのを知っていますか? お月見が楽しくなる、月にまつわる豆知識3つを紹介します。

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月の模様の見え方は世界でさまざま

 古くから身近な天体として人々に親しまれてきた月。丸い月を肉眼で見た時に、薄暗い影のような模様を餅つきするウサギの姿に見立てることが日本では多いですよね。「月にいるウサギ」の存在は、古くは「今昔物語」にも記述されていて、古来インドの伝説が中国から伝わったとも言われています。

 月は、地球に対して同じ面を向けて回っているので、世界中どこからでもほぼ同じ月を見ることになります。しかし、この模様を「ウサギ」に見立てるのは、世界共通ではありません。ロバやカニ、ライオンなど他の生き物の姿だったり、女性の横顔や本を読むおばあさんだったり、さまざまです。

 また同じウサギでも、日本では餅をついている姿が一般的ですが、中国では薬草をひいていると言われているとか。同じ月の模様が、それぞれの文化や風習によって違う見え方になるのは興味深いですね。

 ちなみにこの月の薄暗い部分は、「月の海」と呼ばれ、「雲の海」や「晴れの海」などそれぞれ名前が付けられています。海といっても水ではなく、黒い色の玄武岩と呼ばれる岩石です。白っぽい部分は「月の高地」とも言われ、白い岩石でできているので明るく見えます。