子どもの頃に初めて“影”の存在に気付いた時のことを覚えていますか？　どこまでもついてくる黒い影は、原理を理解するまで“不思議なもの”と思っていた人も多いでしょう。それでは、動物たちが影の存在を認識した時、どんなリアクションを取るのでしょうか。10歳にして影の存在に気付いたという白黒ねこ。10万人がほっこりしたその様子などについて、飼い主さんにお話を伺いました。

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待ち伏せや出待ちをするほど飼い主さんが大好き！

　白黒ねこのマキちゃんが誕生したのは、今から10年ほど前。場所は飼い主さんのご実家でした。ご両親の飼いねこが5匹の子ねこを出産。1番目に誕生したのがマキちゃんです。

　愛情をたっぷりと受けて育ったマキちゃんは、飼い主さんが「誰にでも話しかけますし、膝に乗ります」と太鼓判を押すほど、とても人懐っこく穏やかな性格。

　そして、超が付くほどの甘えん坊さんのため、たまに野良ねこと接する飼い主さんはそのギャップに驚いてしまうことがあるそうです。野良ねこからツンツンとした態度を取られると、「ねこだ！　媚びない！　スリスリしてこない！　何なら警戒してる！　かんわいい!!」と、感情が“バグって”しまうのだとか。

　また、いぬのような一面も持つマキちゃんは、飼い主さんを待ち伏せたり、出待ちをしたりすることもしばしば。ツイッター上ではそんな待ち伏せ風景が大きな話題になったこともあります。壁の陰で飼い主さんを待ち伏せしていたマキちゃん。しかし飼い主さんは、待ち伏せをする影が床に落ちていることに気付きました。そこでこっそりと撮影した影の写真をツイッターに投稿。11.7万件もの“いいね”を集めました。

　ちなみにその後、待ち切れなくなったマキちゃんは「遅いよ～」と言わんばかりの表情を浮かべて、すぐ近くのねこ穴から姿を現しました。今でも待ち伏せはたまにあるそうですが、出待ちの方が習慣化しているそう。脱衣場でお風呂上がりの飼い主さんを待つのが日課になっています。

2回目の大“バズ”りも影がキーワード

　そんなお茶目なマキちゃんが今回話題になったのも、自分の“影”が理由でした。実はマキちゃん、10歳にしてようやく“影”の存在に気が付いたようです。お座りをするマキちゃんは、自分のおしりから伸びる自分自身の影を見て、不思議がっているご様子。首をかしげたり、前足で踏んでみたりと興味津々。小さな頭で影が何者なのか一生懸命考えています。

　あまりに愛らしい映像はツイッターで話題を呼び、10.6万件もの“いいね”が。また、「自分の手を初めて認識した赤ちゃんと同じですかね」「尊い（泣）」「ずっと見ていられる」など、多くのリプライ（返信）が寄せられています。

　影の存在に気付いたマキちゃんのその後はというと、特に気にしている様子はないそう。飼い主さんは「影で2回バズるねこはなかなかいないよ」と笑うのでした。

○取材協力：おねんどこねこねは潜水している（中層）（@silentgero1）さん

（Hint-Pot編集部）