オウムといえば、人間の声真似が得意なイメージですが、どうやら何かになりきるのも上手なようですよ。ピンチハンガーに干された洗濯物に紛れ込み、“擬態”しているオウムのお茶目な姿が大きな話題になっています。飼い主のCT9A柿本改（@CT9AKAKIMOTO）さんに詳しいお話を伺いました。

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ぶら下がる理由は飼い主さんにも不明

　ブラーンとピンチハンガーにぶら下がっているのは、真っ白な羽が美しいタイハクオウムの「銀」さん。6歳の男の子です。飼い主さんの好きな漫画原作アニメ「銀魂」の主人公・坂田銀時から一字をもらって名付けられました。

　鳥類が好きな飼い主さんは、銀さんをお迎えする前から2羽のオカメインコを飼っていました。タイハクオウムをお迎えしようと思ったのは、ある漫画を読んだことで興味を抱き、オウムカフェに通い始めてから。そのカフェで出会ったのが銀さんです。

　小心なところがありながらも、陽気でやんちゃな性格だという銀さんには、しょっちゅうやってしまういたずらがあります。それは、洗濯バサミがたくさん付いたピンチハンガーにぶら下がること。ぶら下がる理由は飼い主さんですら分からないそうですが、銀さんは大きなくちばしで器用にピンチ部分を掴み、まるで洗濯物の真似をしているようにも見えます。

「出勤前に短時間だけ遊んであげようと放鳥したのですが、ケージから出た途端、すぐにピンチハンガーへ飛んでいきました。2、3分ほどぶら下がっていたと思います。仕事へ行く時間も迫っていたのと破壊されたら困るので、すぐに引きはがしました」

　こうしてぶら下がるいたずらは、他のものでもやるのだそう。また、飼い主さんの配偶者さんと遊ぶ際にはイボイボボールや孫の手がお気に入りで、噛み付いて離さないこともしばしばあるそうです。

　銀さんの“擬態”写真がツイッターに投稿されると、大きな話題になり1万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「洗濯されちゃったんすか？」「知らない人が見たら焦る」「水遊びしたら自ら干されるのかしら？」と疑問や驚きの声が。また、「すごい驚きの白さ！　どこの洗剤使ってるんですか」「くちばしハンガー（笑）」「部屋干し」など、クスッと笑える一言もありました。

　とてもユニークでかわいらしいタイハクオウムですが、寿命は40～60年と長く、体力もあります。そのため、飼い主さんには飼育の上で気をつけていることが。

「我が家では基本的に家の中だけで遊んでいるので、タイハクの有り余る体力を発散させてあげるように心がけています。飛ばしてあげたり、スキンシップが好きなので撫でてあげたり、ボールを使って遊んだりしています」

　タイハクオウムに興味を持った方やお迎えを検討されている方は、その特性を十分と理解し、最期まで責任持ってお世話できるかをきちんと見極めましょう。

（Hint-Pot編集部）