大人のエネルギー活動の特徴は「省エネ」　酸素をいっぱい取り込もう

　一方、大人の身体はというと？　前述の安保さんによると、ミトコンドリア系の細胞が優勢でエネルギー活動を行っているそうです。そしてミトコンドリア系の特徴は「持久力」と「省エネ」で、子供がガソリンをよく食うアメリカのクラシックカーならば、大人はエコカーと言えるでしょう。だから私たち大人は、子供の頃のようにすぐにお腹が空いたり、エネルギー切れで疲れたりせずに生活を送ることができるようになるのですね。

　子供は食事からの糖が欠かせないのに比べ、大人は子供と同じように糖を摂取すると中性脂肪として体内に蓄えられ、肥満の原因になると言われます。エネルギー代謝には、酸素が必要です。こんな説明でちょっと頭が凝り固まってきたところで、みなさん、ちょっと深呼吸。細胞にたっぷりと酸素を送りましょう。

　次回は、アメリカでの我が家の休日の過ごし方を紹介したいと思います。

（小田島 勢子）