まるでお花が咲くように、「ねこが咲く」姿が話題になっています。飼い主さんから声をかけられると、丸くなっていた状態から“へそ天”で体を開いていくねこちゃん。その様子が花のようにかわいらしく、ツイッター上で15万件もの“いいね”を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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4歳のクウくん　声をかけられて“へそ天”を披露

　4歳の「クウ」くんは、背中が茶色でお腹が白色のふわふわした毛並みをしている男の子です。とっても甘え上手。普段から「クウちゃんかわいいねぇ」と声をかけられると、声に反応して“へそ天”をしてくれるそう。

　この日、ごはんを食べた後にキャットタワーの上で背中を丸めてくつろいでいたクウくん。飼い主さんから背中越しに話しかけられます。すると、狭いキャットタワーの上で“前腕”を伸ばし、飼い主さんの方に顔を向けた“へそ天”を披露。シッポもくるりと動き、まるで開花シーンのようです。

「ネコチャンが咲く様子をご覧ください」とのコメント付きでこの様子を収めた動画がツイッターに投稿されると、15万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「ねこが咲く……いい言葉ですね」「見事な咲きっぷりですね！　つぼみも開猫途中も満開も全部かわいい」「表現がぴったりで……とても素敵です」「お花見よりお猫見の方が素敵」など、あまりのかわいらしさに多くの声が寄せられました。

　飼い主さんによると、この後クウくんはキャットタワーの上で少し毛づくろいをし、また丸まって寝たそうです。

元保護ねこ　兄弟と一緒にすくすく成長

　クウくんは、保護ねこの譲渡会で、兄弟である「カイ」くんと一緒に飼い主さんにお迎えされました。2匹の名前の由来は「空」と「海」。茶白のクウくんは白毛の部分を雲に見立てて、茶トラのカイくんは波のような縞模様から決めたそうです。

　2匹は飼い主さんからたくさんの愛情を受け、健やかに育っています。先日も、定期的に受診する健康診断で「健康です」と獣医さんにお墨付きをもらったばかり。「ねこは体調が悪くても隠す習性があるので、健康診断はとても大事ですね」と飼い主さんは話します。

　見ているだけで癒やされる存在ですが、ちょっとした変化でストレスを受けやすく、気づかないうちに健康に影響を与えることも。ねことの暮らしについて、飼い主さんには伝えたいことがあるそうです。

「最近、ねこを散歩させている動画を見かけることがありますが、ねこは被毛がなめらかで体がやわらかく、ハーネスが抜けやすいです。また、一般的に環境の変化がストレスになることから散歩には不向きのように思います。いぬとは異なり、あえて外に出す必要がないということを伝えたいです」

○取材協力：クウとカイ（@kunyan_kainyan）さん

（Hint-Pot編集部）