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おでんが“脱走”!? 鍋からあふれ出す練り物に6万人が爆笑 失敗しないコツとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

さまざまな具材が楽しめるおでん。やってしまいがちな失敗が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
さまざまな具材が楽しめるおでん。やってしまいがちな失敗が話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 おでんが恋しい季節になりました。はんぺんやがんもどきなど、さまざまな練り物が入ったおでんを作る際には、ある注意が必要です。それはおでん種が“脱走”してしまうこと。そんな“あるある”失敗を告白したツイートが、6万件もの“いいね”を集めツイッター上で大きな話題に。ついつい煮込み時間が長くなってしまいがちなおでんをおいしく作るポイントもご紹介します。

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寸胴鍋からあふれ出すおでん種 意外と“あるある”!?

「おでん脱走してた」

 一体どういうこと!? と思わず驚いてしまうツイートをしたのは、山形県酒田市で昼は豚丼専門店、夜はやきとん専門店を営んでいる、炭火やきとん一豚(@yakiton1129)さん。

 ツイートには1枚の写真が添えられており、IHコンロに置かれた寸胴鍋が写っています。しかし、明らかにキャパオーバー。がんもどきやはんぺんなど練り物が山盛りになって鍋の高さを超えており、よく見ると鍋の周りには飛び出したがんもどきも。

 店主さんいわく、遊んでいたわけではなく至極真面目に煮ていたところ、気づいたらこうなっていたのだそうです。ツイートは大反響を呼び、6万件もの“いいね”が。また、リプライ(返信)には「はんぺんとがんもどきの成長率は半端ないですよね」「すごく分かります。私もやってしまった経験が」「一昨日、まったく同じ現象が我が家でも起きました」「やったことあるある(笑)」など、共感の声が殺到しました。

 中には、「長湯するのは嫌いみたいスね(困)」「活きが良いですねw」「この時期はよくありますね。襲われて大怪我した人もいるので気をつけて」など、生き物のように飛び出たおでんを擬人化した小粋なコメントを寄せる人もいました。

練り物の煮込み時間は10~15分程度でOK はんぺんはさっと

練り物を煮込みすぎると“脱走”してしまうことが…【写真提供:炭火やきとん一豚(@yakiton1129)さん】
練り物を煮込みすぎると“脱走”してしまうことが…【写真提供:炭火やきとん一豚(@yakiton1129)さん】

 魚肉練り製品などの製造企業、株式会社紀文食品が公式ウェブサイトで紹介している調査によると、おでん作りで失敗したことがある人は約65%。「練り物が膨らんでしまう・鍋からあふれる」は、メジャーな失敗理由の一つのようです。そして、おでん作りに失敗してしまうのは、煮込み時間が長すぎることが原因の一つと分析しています。

 練り物は煮込みすぎると、「おでん汁(つゆ)に旨味が出てしまい、練り物そのもののおいしさが損なわれて」しまうそう。練り物を煮るのは10~15分程度。はんぺんは食べる直前に入れて、汁をかけながらさっと温めましょう。

 また、味を染み込ませるために高温でグツグツと煮てしまいがちですが、80度程度でコトコト煮るのもポイントです。じっくり長時間煮込むイメージが強いですが、野菜類は下ごしらえをしっかりすれば、長時間煮込まなくてもおいしく仕上がります。

 寒さがますます厳しくなるこれからの季節。おいしいおでんでほっと温まりたいですね。

(Hint-Pot編集部)