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マフラー、竜眼、赤棒、蟹面…一体何の料理!? 独自の進化を遂げているご当地おでん
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すっかり気温が下がり、夜は肌寒い日も多くなってきました。そんな時はやはり体の芯から温まる鍋料理が食べたくなりますよね。家庭で最も食べられている鍋料理として、「すき焼き」「キムチ鍋」「しゃぶしゃぶ」などを押さえてトップに君臨するのが「おでん」です。今やコンビニエンスストアで手軽に買うことができる、国民食ともいえるおでん。そこで、土地によって食べられる具材も多様化し、独自の進化を遂げている人気のご当地おでん種をご紹介します。
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全国には200を超えるおでん種が! ご当地おでん種食べたことある?
株式会社紀文食品(東京都港区)が1994年から発行する「紀文・鍋白書」によると、おでん種は実に「200」を超えるそうです。旅行先や地方出張先でご当地おでん種を見かけた方も多いのではないでしょうか。
「紀文・鍋白書2022」では、全国各地の限定的な地域にしかないご当地おでん種に着目しています。中でも名前から想像しやすく、食べてみやすそうなのは石川県の「蟹面」。1年で約2か月間しかないカニ漁の解禁期間に獲れる香箱ガニを使用する貴重な高級おでん種です。滋賀県の「赤こんにゃく」や沖縄県の「豚足」なども耳にしたことのある人が多いかもしれませんね。
逆に名前からは想像しにくく、初めてだとなかなか頼みにくそうなおでん種は北海道の「マフラー」、愛知県の「赤棒」、長崎県の「竜眼」などでしょう。
「マフラー」は平らな長方形、「赤棒」はピンク色の棒状ですが、いずれもさつま揚げ。「竜眼」はさつま揚げの中に茹で卵が入っているもので、「玉子巻」と呼ばれることもあるそうです。