ねこはかわいいと思うけれど、家の敷地に入ってきていたずらをする野良ねこには苦労している……という人は多いでしょう。水が入ったペットボトルを置くという対抗策もよく耳にしますが、効果がないという説も根強いものです。今回ご紹介するのは、何と「ねこ除けマット」を座布団にしてしまうというねこちゃん。ツイッターで6.4万件以上の“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

よく見ると体の下半分にはトゲトゲが…

　8歳の男の子「うしお」くんは元保護ねこ。ひょうきん者で内弁慶な性格です。保護した頃に飼い主さんが読んでいた漫画の主人公の名前と、被毛が白黒の牛柄だったことから名付けられました。

「家の近所を“野良子ねこ”の状態でウロウロしていたところを、夫と2人で捕まえました。その方法は洗濯カゴにつっかえ棒をして、スズメを捕まえるような昔ながらのザルの罠です。冗談半分で試してみたら、あっという間にカゴの下に入ってくれたので面食らいました」

　今回話題になったのは、飼い主さんがご自宅の庭にねこ除けマットを設置した時の写真。家の裏手でお座りをしている姿を収めた一枚ですが、よく見ると体の下半分にはトゲトゲがついたマットがあります。トゲトゲを上手に避けているようにも見えますが、でもやっぱりおしりには刺さっているような……？

　そこで飼い主さんはこの写真をツイッターに投稿。「君が座布団にしているのはねこ除けマットといってだな」というメッセージを添えました。すると、6.4万件もの“いいね”が。

　リプライ（返信）には「このチクチク感が良いんだニャ」「ほどよき刺激がコリに効く的な」「毛との間に刺さって案外気持ち良いのではないでしょうか？」「これじゃねこ寄せマットか」など、マットの思わぬ効果を想像する声が殺到。

　また「うちのねこも、わざわざその上に座って、用まで足されておりました」「うちのは華麗にジャンプして超えてました」などの報告や、トゲトゲを上手に避けて手を置いている写真なども寄せられました。さらに「おしりの穴に刺さってないと良いが……」と心配する声には、飼い主さんが「よく見たらシッポでガードしてました！」と答えています。