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漫画

「日本人」と聞いてトルコで警戒された理由、タイで驚いたこと、米国の優しい“適当”さ 海外エッセイ漫画3選【2022年漫画まとめ】

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「イケてる服」はどっち? タイの現地女性が自撮りで驚きの行動

漫画のワンシーン。カジュアルな服装で記念撮影をする女性2人がいきなり着替え始め…【画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)さん】
漫画のワンシーン。カジュアルな服装で記念撮影をする女性2人がいきなり着替え始め…【画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)さん】

タイで自撮りしていた女性2人 価値観の違いに驚く漫画に反響「映えの基準が逆」

作者:小林眞理子(@mariko_asia27)さん

 漫画家でイラストレーターとしても活躍する小林さんはアジアが大好き。特にタイでの日常を描いた漫画は人気を博しています。今回紹介するのも、タイ国内を観光中に見かけた光景を描いたものです。

 漫画の舞台は、タイ北部のナーン県にあるドイブーカー国立公園。現地の人に教えてもらい公園を訪れた小林さんは、壮大な自然を満喫します。公園内の橋を渡ろうと移動すると、目の前にはデニムパンツにTシャツ、半袖シャツにショートパンツというカジュアルな服装で自撮りをしている現地女性2人がいました。

 小林さんが微笑ましく2人のことを眺めていると、女性たちは何とその場でタオルに身を隠しながら生着替えを始めます。「お色直しして別バージョン撮る気か……」と驚く小林さん。しかし、女性たちは色鮮やかな民族衣装に着替えると、写真を撮ることなくその場から立ち去ってしまったのでした。

「帰った!? そっち(民族衣装)では撮らない!?」と、予想外の展開に小林さんは衝撃を受けます。タイの現地女性たちにとっては、自撮りをしていたカジュアルな服装が「イケてる服」で、美しい民族衣装が「普段着」なのだという文化や価値観の違いに気づくのでした。

 旅先で驚いたタイ人の行動を描いた漫画には「それは確かに衝撃w」「映えの基準が逆なんか」など共感の声が殺到しました。漫画にはタイの自然が収められた写真も掲載してあるので、その美しさにも心癒やされ、足を運んでみたくなるかもしれません。

“適当”だけど“良い感じ” 米国での子育て

漫画のワンシーン。博物館のチケット売り場でまさかの返答!? 息子は3歳なんだけど…【画像提供:あずき3y(@azuki_kosodate)さん】
漫画のワンシーン。博物館のチケット売り場でまさかの返答!? 息子は3歳なんだけど…【画像提供:あずき3y(@azuki_kosodate)さん】

“適当に優しい”米国人 ママの体験漫画にほっこり「このくらいでちょうど良い」

作者:あずき3y(@azuki_kosodate)さん

 米カリフォルニア州に暮らす作者のあずきさんは、2D、3Dのアニメーター、コンピューターグラフィックデザイナーとして働きながら、3歳の息子さんを育てるママです。反響を呼んだ漫画は、息子さんとお出かけした際に出会ったという、ちょっと“適当”だけど子どもに優しい米国人を描いた作品です。

 ある日、息子さんと博物館を訪れたあずきさん。入場券を購入する際に、大人分だけを請求されたので、3歳の息子さんの料金について販売窓口の男性に質問しました。すると、男性からは「本当は3歳から有料だけど……『2歳』ですって顔して入って」と驚くほど“適当”な答えが返ってきたのでした。

 また別の日はブロック玩具「レゴ」の専門ショップにて、量り売りをしているパーツを見ていた時のことです。息子さんがクモの巣のパーツを欲しがったため、1つだけで購入できるのか、それともカップに詰めて複数買う必要があるのかを店員に尋ねました。すると、またしてもありがたくもある“適当”な答えが返ってくるのでした。

 子育てママに優しい、米国人の対応を描いた漫画は「世界中がこのように“適当”な優しさであふれますように」「本来このくらいでちょうど良いんでしょうね」などの声が多数寄せられました。読み終わった後にほっこり心を温めてくれる内容になっていますよ。

(Hint-Pot編集部)