いぬと一緒に暮らすことになると、“お座り”などの芸をまず教える飼い主さんは多いでしょう。その中でも“伏せ”は、お腹が地面に近づくため興奮した気持ちを落ち着かせることができるといわれています。しかし、今回ご紹介する子いぬはなかなか落ち着かず、どこか雑な“伏せ”を披露。「はいっ！　“伏せ”！　したよ！」そんな心の声も聞こえてきます。インスタグラム上で話題になった“伏せ”について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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バンッと前足を伸ばして“伏せ”をするものの…？

　ポメラニアンと豆柴のミックスで6か月の女の子「こむぎ」ちゃん。こむぎちゃんと偶然出会った飼い主さんは、「珍しい毛色で小さくてコロコロしててひたすらかわいい！」と一目惚れ。生後2か月でお迎えしました。

　お名前は、飼い主さんが初めて出会った日の帰り道にパッと浮かんできたのだそう。豆柴がミックスされていることもあり、和風なお名前になりました。

　お迎えから4か月が過ぎたこむぎちゃん。“待て”はまだ練習中ですが、“伏せ”はマスターしました。今回話題になった動画は、この“伏せ”をしている時に撮影されたもの。飼い主さんがおやつを手に持ち「伏せ」と言うと、こむぎちゃんはバンッと前足を伸ばして“伏せ”をします。しかし、その体勢はほんの一瞬……。

　飼い主さんは再度「伏せ」と言いますが、何度やっても床を叩いているように見えます。何と言うか、バンッバンッと雑すぎるのです。さらには「やってるよ！　ほらっ！　早くおやつちょうだい」と言わんばかりの表情も。「だってこうでしょ！」と飼い主さんを見上げます。

　飼い主さんはこの動画をインスタグラムに投稿。「テンション上がると“伏せ”が上手にできない」とコメントを添えました。すると、14.4万件もの“いいね”が。コメント欄には「はい！　やりました！　はい！　やりました！　って聞こえてくるwwwかわいいですね！」「この“伏せ”逆にレア（笑）」「永遠に見てられる」「“伏せ”＝床叩き～w」など、大爆笑の嵐です。

習得した当時はちゃんと“伏せ”ができていたのに

　生後4～5か月頃に数日で“伏せ”を習得したこむぎちゃん。その頃は今のような雑な“伏せ”ではなく、ちゃんと“伏せ”ができていたようです。

「動画では、早くおやつが欲しくて雑な“伏せ”になっています。落ち着いていればきちんとできることがほとんどです。飼い主が帰宅した時、おやつの時、興奮している時は雑な“伏せ”になりがちですね。飼い主もそれを許しておやつをあげてしまうので、こむぎからすると、バンッと床を叩くのが“伏せ”だと覚えてしまっているかもしれません（笑）」

　人が大好きで、お散歩中はもちろん動物病院でも愛想を振りまいているというこむぎちゃん。元気いっぱいでおてんばですが、飼い主さんのコメントからも分かる通り、とても賢いわんちゃんです。お迎え当日からトイレができ、“お座り”と“ハウス”は成功率が高いのだとか。

　とはいえ、雑な“伏せ”でもこんなにかわいいなら、いつまでも見ていたいですよね。これからもこむぎちゃんの成長が楽しみです！

○取材協力：ポメ柴こむぎ（komugram_72）さん

（Hint-Pot編集部）