どうぶつ
乳離れしたくないねこ 母ねこのお腹へ顔をうずめる姿に悶絶 「心はまだまだ赤ちゃん」
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母ねこのお乳を飲んでいる2匹のねこ。なんとも微笑ましい光景ですが、よく見ると顔をうずめているのはずいぶん大きなねこちゃんたちです。どうやら生後6か月経った今もママに甘えたいようで……? そのかわいらしい姿がツイッター上で話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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異国の地ミャンマーで出会った三毛ねこのみーちゃん
東南アジアの国、ミャンマーで十数年ほど前から暮らしている飼い主さん。そんな飼い主さんのもとに昨年4月、新しい家族が突如仲間入りしました。それが三毛ねこの「みー」ちゃんです。
みーちゃんがやってきたのは、停電したある夜でした。電力事情が悪いミャンマーで、停電は日常茶飯事。4月のミャンマーは暑季でとくに暑さが厳しいため、どうにかしのごうと玄関を開けていたそう。すると突然、みーちゃんが玄関から家の中へ入ってきて、そのまま居ついてしまったのです。
「『みー』は現地の言葉で『電気』という意味です。停電中でみー(電気)がないときにやってきたから、みーちゃんと名付けました」
飼い主さんによると、ミャンマーのねこちゃんは毛が短く日本のねこちゃんよりもスリムで、顔が小さくアビシニアンのような体型をしているそう。確かに、みーちゃんもシュッとした美ねこさんです。また、ねこを取り巻く環境も仏教国ならではの慣習があるとか。
「動物に食べ物を与えることは良い行い(功徳)で、いじめるとバチが当たるとされています。また、日本で最近行われているTNR(野良ねこに去勢避妊手術を行い元の場所に戻す)活動のようなものはなく、けがや病気のねこを獣医さんが引き取ってシェルター(一般のペットの診察料)を運営しているところがたくさんあります」
愛情たっぷりのママと乳離れできない子ねこたち
こうして、ひょんなことからみーちゃんが加わった飼い主さん一家。ところがその後、さらに家族が増えることになります。なんと、みーちゃんが3匹の子ねこを出産したのです。
きれいなママにそっくりな3匹の子ねこたち。アビシニアンに代表される繊細な縞模様“アグーティ”毛柄を持つ生後6か月の長男「むー」くん、茶白の次男「めー」くん、三毛ねこで末っ子長女の「もー」ちゃんです。
母性あふれるみーちゃんは、3匹の子ねこたちを一生懸命お世話してきました。そして、3匹はすっかり甘えん坊に成長。今では生後6か月になり、みーちゃんと変わらない大きさに成長しましたが、どうやらまだ乳離れはできていない様子です。
みーちゃんが横たわると、子ねこたちはすかさずお乳を飲みにきます。飼い主さんもさすがに「そろそろ卒業したら?」と思ったようで、「もう大きいのに、いつまで飲むのん」とのメッセージを添え、もーちゃんとめーちゃんがお乳を飲む写真をツイッターに投稿しました。すると、1万件近い“いいね”が。
リプライ(返信)には、「あらあら甘えっ子でかわいいね」「いつまでも、子ねこなんです」「体は大きくなっても心はまだまだ赤ちゃんなんですねぇ」など、ほっこりする声が寄せられています。さらに、「うちも7か月くらい飲んでました」「うちは10歳くらいでも飲んでたよ」など、愛猫家たちから共感の声も。
ママのことが大好きな子ねこたち。大人になるには、まだもう少し時間がかかりそうですね。
○取材協力:どうしよう(@J82SjhlvGwILS)さん
(Hint-Pot編集部)