ねこは一般的に気持ちが表情にあまり出ないイメージ。しかし、今回ご紹介するのは“完璧すぎる”しょぼん顔の子ねこです。1年前に保護された直後のおかおですが、それが今やキリッとフェイスのハンサムボーイに成長。このビフォーアフターを紹介する2枚の写真が、ツイッター上で反響を呼んでいます。出会いや現在までの様子について、飼い主さんにお話を伺いました。

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藪から子ねこの鳴き声が…「間違いなくしょぼんねこだ」

　ツイッター上では時々、動物に関するハッシュタグが大きく注目されます。今回ご紹介するねこも、「#保護猫ビフォーアフター展」に2枚の写真が“出展”されました。写っているのは茶トラの男の子で推定1歳の「リン」くん。飼い主さんは約1年前、先住犬の男の子「エド」くんと「アル」くんを連れてお散歩に出た時、子ねこの鳴き声を耳にしたそうです。

「道路沿いの藪から子ねこの鳴き声が聞こえてきましたが、母ねこがいるだろうと一度帰宅したんです。でも心配になり、念のために準備をして現地へ。変わらず子ねこの鳴き声だけ聞こえてくるので保護に至りました」

　今思えば、助けを求めて一生懸命鳴いていたのではと考えている飼い主さん。初めて見た時のリンくんはとても垂れ目でした。

「すごく垂れたブルーの目で情けない顔をしているなーと思いました（笑）。間違いなくしょぼんねこだと」

　そうしてお迎えされたしょぼん顔の子ねこは、獣医さんによると推定生後1か月半頃。先住犬の2匹と先住ねこの男の子「ロイ」くんに倣って、大人気漫画「鋼の錬金術師」から「リン」と名付けられました。

成長するにつれ凛々しい顔立ちのやんちゃボーイに

　家族の一員になったリンくんは、すくすくと成長。現在は推定1歳1か月で、見違えるほどキリッとした顔立ちに変わりました。

「家族みんなにかわいがられて甘やかされた、末っ子気質のやんちゃボーイです。今はもう、残念ながらしょぼん顔は見られなくなってしまいました。気になってネットで調べてみると、あの顔は上まぶたが腫れているからという説もあるようで、顔が引き締まったからかなと思っています」

　そこで飼い主さんは、保護当時と現在の写真をツイッターに投稿。ハッシュタグ「#保護猫ビフォーアフター展」を添えました。すると、約3000件の“いいね”が。

　リプライ（返信）には「しょぼぼんなおかおから、めちゃめちゃキリッっとしたおかおに育たれましたね」「しょぼんの表情がすごく分かります（笑）。大きくなってキリッとしてますね」など、ビフォーアフター写真に感心する声が集まっています。