日本時間22日に行われた野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）決勝。日本代表（侍ジャパン）は3-2で米国代表に勝利し、14年ぶりの世界一に輝きました。日本中が歓喜に沸くなか、フライト時刻が迫る飛行機の乗客たちは試合結果を知る術がなく、やきもきした人もいたことでしょう。そうした乗客に向けた、粋なアナウンスがツイッター上で話題になっています。

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奄美空港着の機内で試合結果を告げる細やかなサービス

　大阪国際（伊丹）空港をメインベースとするJALグループの航空会社J-AIR（ジェイエア）の公式ツイッター（@JAIR_officialjp）は22日、機内で拍手が沸き起こった顛末を紹介しました。

　WBC決勝戦が行われていたこの日。9回表、抑え投手の大谷翔平選手がマウンドに上がり、日本中から熱視線が送られるなかで、鹿児島空港発、奄美空港行き（JAL3729便）の出発時刻が迫っていました。機内では電子機器の利用が制限されるため、結果を気にしながら搭乗する乗客も少なくなかったようです。

　離陸後も上空で試合結果の確認を依頼されるなか、運航管理者からコックピットにメッセージが届きました。運航乗務員が安全に配慮しながら内容を確認すると、そこには日本の勝利を知らせるメッセージが。

「WBC SCORE
JAPAN 3 AMERICA 2
GAME IS OVER
JAPAN WIN」

　副操縦士Hさんによると、このメッセージを受け日本優勝をアナウンスで機内に伝えたところ、乗客からは拍手が沸き起こったそう。ツイートは「勇気と感動をありがとう～」で締めくくられています。

　投稿は反響を呼び、8000件以上の“いいね”が集まりました。また、リプライ（返信）には、「素晴らしい対応です」「粋なサービスですね。上空で知った乗客の方々の笑顔が浮かびました」「いいですね。空の上で優勝を機長アナウンスで知るなんて一生忘れないと思います」「日本がひとつであることを実感できるエピソードをありがとうございます」など、称賛の声が殺到しています。

（Hint-Pot編集部）