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大谷翔平のホームランボールをキャッチ! ファンが見せた“日本人らしさ”が米国で話題
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野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本代表の無敵の快進撃で連日視聴率40%超えというすさまじい盛り上がりを見せています。野球世界一を決める国際大会でも二刀流の躍動を見せているのは、米メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、大谷選手が12日のオーストラリア戦で放った豪快な今大会第1号をきっかけに、“日本人の美徳”が世界で称賛されるという現象に注目しました。
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ホームランボールをキャッチした日本人女性が取った行動とは?
「ショウヘイ・オオタニのホームランの衝撃的な結末がファンを唖然とさせる」というタイトルで特集したのは、米スポーツ専門メディア「クラッチポインツ」でした。大谷選手はオーストラリア戦に「3番・指名打者」で先発。第1打席でいきなり、特大の3ランホームランを放ちました。
特集では、この“記念弾”をキャッチした日本人女性が「周囲の観客が記念撮影できるように」と観客席にいる大勢のファンに思いやりを見せた光景と、米中継局「FOXスポーツ」の実況者が寄せたコメントに注目。記念球を携帯電話で撮影した観客が隣の人にボールを手渡していく様子を、実況者は静かな感動を込めながら伝えていました。
「すぐには、この状況を飲み込むことができませんでした。ボールはただただ礼儀正しく、穏やかに、観客席の間で手渡されています。この歴史を共有するために、たくさんの人が携わっています」
日本らしさを称えたワンシーンに、世界は衝撃を隠し切れない様子。特集では、「もっともピュアなファンの方々。最高だ」「ヤンキースタジアムで絶対に見たことがない」など、愕然とする海外の野球ファンの反応も紹介しています。
12日の試合で、日本は7-1でオーストラリアに勝利。第1ラウンドのグループBを4戦全勝し、1位通過で準々決勝進出を決めました。勝利に大きく貢献した大谷選手の活躍が生んだ、ファン同士の思いやり。続く激闘のなかで、これからどんな感動的なシーンが見られるか、WBCからますます目が離せませんね。
(Hint-Pot編集部)