将棋の渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する第81期名人戦七番勝負第2局が27日、静岡県静岡市にある料亭・浮月楼で始まりました。将棋ファンなら誰もが気になる世紀の大一番。渡辺名人が勝てば4連覇、藤井竜王が勝てば史上最年少の七冠に。対局の結果も気になるところですが、両者のおやつや食事にも注目が集まっています。

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午前はそれぞれ洋菓子と和菓子をチョイス

　渡辺名人と藤井竜王は過去、20回対戦。成績としては藤井竜王の17勝3敗となっています。4月5、6日に行われた第1局では、藤井竜王が先勝。第2局は藤井竜王の先手で始まりました。

　勝負の行方とともにファンの注目を集めているのが、対局中のおやつ。27日の午前10時に提供された渡辺名人のおやつは、「漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト」と「アイスコーヒー」。一方、藤井竜王のおやつは「玄米茶のわらび餅」と「アイスコーヒー」でした。

「漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト」は、静岡県静岡市に本社を置く洋菓子店「キルフェボン」の新作スイーツ。ココアタルトにイチゴなどのフルーツや金箔が飾られたタルトです。徳川家康の漆黒と金色の甲冑を、ツヤのあるソースと金箔で表現しています。

　一方、藤井竜王が注文した「玄米茶のわらび餅」は、静岡県静岡市にある老舗和菓子店「大国屋製菓舗」の冷たい和菓子。安倍川の伏流水で、「竹千代の水」として知られる大岩の湧き水を使用したわらび餅に玄米茶を練り込んだ、さっぱりとした一品です。

　いずれのおやつも、対局棋士に提供するおやつを決めるコンテストで選出された8品のなかのひとつです。

　また、昼食休憩に提供されたのは、渡辺名人が「牛すき煮御膳」、藤井竜王が「由比桜海老かき揚げ御膳」と、両者ともに豪華なランチとなりました。

　午後3時のおやつには、渡辺名人、藤井竜王ともに「茶町KINZABURO」のスイーツ「茶っふる」を注文。ふわふわとした生地にクリームがたっぷり詰まった一品です。飲み物は、渡辺名人が「アイスコーヒー」、藤井竜王が「静岡牧之原茶」を選びました。

（Hint-Pot編集部）