どうぶつ
「いぬを飼うということ」 元保護犬が大はしゃぎ 部屋の大惨事に12万人爆笑
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いぬと暮らす飼い主さんのなかには、家具や持ち物を破壊されてしまった経験がある人も少なくないのではないでしょうか。そこには好奇心や遊んでほしいなど、なんらかのサインが隠されていることも。ツイッター上では、飼い主さんと再会した元保護犬が喜びのあまり起こした大惨事が話題になっています。12.6万人を驚かせた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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先代犬にそっくりな保護犬つぶくんと運命の出会い
リビングの床の上でごろんと横たわっているのは、元保護犬で推定5歳の男の子「つぶ」くんです。その周りには、白い綿のようなものが散らかっています。
実はこれ、つぶくん専用クッションの一部が破れて、中から飛び散った綿です。この日は、急用で2日間家を空けていた飼い主さんが帰宅した日でした。飼い主さんが留守の間はシッターさんがつぶくんのお世話をしてくれていましたが、寂しかったのでしょう。飼い主さんが帰宅すると、つぶくんは喜びを爆発させ、いつも以上の力でクッションを振り回したのです。
「帰宅した日の夜、つぶくん専用のクッションで一緒に遊んだんです。つぶくんがぶんぶん振り回しながら興奮して遊んでいたので、私はそれを見守っていました(笑)。帰ってきたのが相当うれしかったんだろうと思います」
つぶくんの興奮が高まるとともに、激しく振り回されたクッションから中綿が飛び出してしまいました。飼い主さんは「いぬを飼うということ」というコメントを添えて、そのとき撮影した一枚をツイッターに投稿しました。すると12.6万件もの“いいね”が。
リプライ(返信)には「これはヤバイです」「見事なアバレンジャーですね」「いぬを飼いたいと思っている多くの方に知ってもらいたいですね」「遊び疲れてる かわいい」「これはもはやアートですね」「やりきった!」「何が起きた? サイクロン? 強盗?」など、変わり果てたリビングの様子に驚く声が寄せられています。
このあと、つぶくんはひと仕事やりきったかのように寝そべっていたそうです。ちなみに飼い主さんによると、お留守番中はクッションを含め誤飲の可能性があるものはきちんとしまっているそう。つぶくんがこうしてクッションなどを使って元気いっぱいにはしゃぐのは、大好きな飼い主さんの前だけなのだとか。
安全に遊べるのはしつけの賜物 幼少期のつぶくんと向き合った日々
飼い主さんとつぶくんの出会いは、里親募集サイトを介したものでした。飼い主さんは、サイトで目にしたつぶくんにひとめ惚れ。当時はまだ子いぬでしたが、今では24キロを超える“大つぶ”くんに成長しました。
お迎え当時から、つぶくんが安全かつ快適に暮らせるように目を配ったり、しつけをしたりしてきたという飼い主さん。散歩などの運動を毎日十分に行い、ストレスが溜まらないように留意しているそうです。
「小さい頃から食べ物以外のものを口に入れる癖はなく、誤飲したこともありません。いけないことをしたら『ダメ!』と繰り返ししつけをして教えてきたこともあって、まず誤飲はしないです。ただ、絶対ということはないので“クッションタイム”はなるべく見張っています」
つぶくんは、こうして飼い主さんに見守られながらルールを守って暮らしています。そのおかげか、今では飼い主さんと深く信頼し合い、無二の関係性を築いているようです。
「里親という選択肢が、もっともっと世の中に広まったらうれしいです」と語るように、飼い主さんは保護犬をお迎えしてくれる人がもっと増えるよう、心から願っています。
素敵な飼い主さんに出会い、天真爛漫に成長したつぶくん。これからも、優しい飼い主さんとたくさんの楽しい思い出を作ってね。
○取材協力:雑種のつぶあん(@tsubutsubu0908)さん
(Hint-Pot編集部)