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すぐ飲めて冷たさ長持ち ペットボトルに入れた飲み物を上手に冷凍する方法 試してみた
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夏になると、子どもの部活動やレジャーのため、凍らせたペットボトル飲料を用意している家庭も少なくないでしょう。しかし、そのまま凍らせてしまうと、中身が溶けておらず飲めなかったり、少し溶けた部分を飲んだら味がとても濃くなっていたりすることが。そこで今回は、すぐ飲めて冷たさも持続できるという、ペットボトル飲料を冷凍する際のちょっとしたひと工夫を検証します。(※冷凍専用のペットボトルを使用してください)
◇ ◇ ◇
ペットボトルを凍らせる場合は必ず「冷凍専用」を使用
まずはペットボトル飲料を凍らせる場合、必ず冷凍専用のものを選びましょう。液体には凍ると体積が増加して膨張する性質があります。そのため、ペットボトル飲料を凍らせると中身が膨張し、高まった圧力で容器が変形したり、破損したりする場合も。
自宅で凍らせる場合は、キャップやラベルに冷凍専用と表示されており、常温状態で販売されているペットボトル飲料を必ず使用してください。冷凍状態で購入して一度溶けた飲料を再冷凍するのはNGです。
衛生面や耐久性の問題から、ペットボトルを水筒代わりに使用し、中身を入れ替えて凍らせるといったこともやめましょう。
半量だけ凍らせるのがポイント!
今回使用したのは、「冷凍でもおいしい」と書いてある500ミリリットルペットボトルに入った乳酸菌飲料です。
【方法】
1. ペットボトルを開け、半量を別の容器に分ける
2. ペットボトルを斜めに立てかけた状態で冷凍庫に入れて凍らせる
3. 別容器に取り分けた半量は冷蔵庫で冷やす
4. 2の中身が完全に凍ったら、3をボトルに戻す
溶け切るまで1時間半程度 味は常においしいまま!
500ミリリットルペットボトル飲料が凍り始めるといわれる4時間後に確認したところ、斜めになった状態でしっかりと凍っていたので、全量を凍らせるより時短になるのも良い点でしょう。
裏ワザが施されたペットボトルを室温で置いたところ、1時間後にはほとんどの氷が溶けていたものの冷たさはキープ。しかし、その30分後には完全に溶け切っていました。
ちなみに、未開封のまま凍らせたペットボトルも同条件で解凍したところ、ゴクゴクと飲める状態になるまでに2時間半ほどかかりました。氷が完全に溶け切ったのは、解凍開始から3時間後。冷たさをより長い時間キープするのは、未開封のペットボトルでしょう。
味に関しては、裏ワザを行ったペットボトルだと、準備ができてすぐに飲んでも味に変わりはありませんでした。一方、未開封状態で凍らせたペットボトルだと最初は濃く、だんだんと薄くなっていきます。
今回は溶け切るまでの時間が短くなりましたが、ペットボトルホルダーなどを上手に活用すれば、長時間冷たさをキープしながらおいしさも楽しめそうです。
※夏場は細菌が増殖しやすいため、早めに飲み切るようにしましょう。
(Hint-Pot編集部)