「肩幅広すぎるやろ」。そんなツッコミが添えられた写真には、窓辺で外を見張っているねこの姿が写っています。しかし、その姿にはどこか違和感が……。小さな頭に対して驚くほどマッチョな肩幅は、どこからどう見てもアンバランスです。まるでトリックアートのような姿が、ツイッター上で16.6万件もの“いいね”を集める大反響に。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ねこ界のマッチョ勢に新星登場！　強そうな背中を披露した虎次郎くん

　元保護ねこで1歳10か月のキジトラ、「虎次郎」くん。物静かで優しく、おっとりのんびりとした男の子です。トラ柄の被毛と、おうちで2匹目のオスねこだったことから、現在のかっこいいお名前が授けられました。

　注目を集めたのは、虎次郎くんと生後約1か月の男の子「ダビ男（仮）」くんが、仲良く窓辺で“ニャルソック”（ねこが室内から外を見守ること）している様子を収めた写真です。窓の外を見つめる虎次郎くんの後ろ姿に、どこか違和感が……。よく見ると小さな頭に対して、肩幅が3倍以上もの大きさに盛り上がっています。アンバランスな姿は、まるで合成したかのようです。

「人間でいうところの腕立て伏せをしているような状態を、後方から撮影しました。普段は肩と首と頭が同じくらいの幅なので2.5～3倍に見えています」

　この写真をツイッター上で公開すると、瞬く間に16.6万件超もの“いいね”が。リプライ（返信）には「筋トレ何年目ですか？」「ねこってなで肩なんやと思ってました」「頼りがいありそう」「絶対強い！（確信）」「トラの体にねこの頭つけました？」など、たくましい虎次郎くんの姿に熱狂する声が寄せられています。

2年前の夜に突然訪れた虎次郎くんとの出会い

　虎次郎くんと飼い主さんは、2021年10月初旬に出会いました。その日の午後8時頃、飼い主さんはひとりぼっちで道端にいる虎次郎くんを発見。保護当時は推定生後1か月、体重はわずか400グラムの子ねこだったそうです。

　昨年、飼い主さんと虎次郎くんは悲しいお別れを経験。1月にウサギの男の子「クロ」くんを、6月に元保護ねこの男の子「テオ」くんを見送りました。現在は、つむぎちゃんとダビ男くん、黒ねこの男の子で推定13歳の「タマ」くんとにぎやかな日々を過ごしています。

　飼い主さんにたくさんの愛情を注がれながら、のびのびと暮らす虎次郎くん。これからもたくましい背中で、たくさんの人を魅了してほしいですね。

○取材協力：肩幅（@t4k1_nekousagi）さん

（Hint-Pot編集部）