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きれいなお辞儀をするポニー 練習している理由にほっこり 「本当に賢い」と話題に
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名馬オジュウチョウサンのシンボルを模した、水色のメンコを着けたポニーが器用にお辞儀。その様子を収めた動画がX(ツイッター)上で注目を集めています。投稿したのは、ポニーを世話する我妻登鷹(わがつま・のぶたか)さん。管理しているXアカウント「日本一馬好きな呉服屋の我妻とエピ コジュウチョウサン」(@umagasukidesuyo)には、訓練中の様子がたびたび投稿されています。動物のお辞儀は水族館のアシカなどに見られますが、ポニーではなかなか見られません。トレーニングや現在の様子について、我妻さんにお話を伺いました。
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馬好きの呉服屋5代目 引退馬2頭とポニー2頭との暮らし
丁寧にお辞儀をする姿が堂に入っています。ポニーの名前は「エピ」。メンコを着けたときは「コジュウチョウサン」と呼ばれています。8歳の牝で、千葉県富里市の牧場で生活中。お辞儀の練習をスタートしてまだ3週間ほどとのことですが、めきめきと上達しています。
エピのお世話をしている我妻さんは、呉服屋「銀座いわきや」の5代目。馬が好きで「着物と馬を結ぶ活動家」を自称しており、引退馬2頭とポニー2頭を飼育しています。
普段は午前6時30分頃に馬たちを放牧に出して、気温が32度になるころにいったん厩舎へ。夕方は近所の路上を散歩するのが一日のルーティンです。牧場は一般公開されていませんが、散歩の際はふれあうことも可能とのこと。
石神騎手との対面に備えお辞儀を練習中! “お手”もできる天才ポニー
話題になったエピのお辞儀は、JRA(日本中央競馬会)ジョッキーの石神深一さんが10月に来場するため、練習を始めました。我妻さんは「最初は持っている手綱にエサのリンゴを置いて、手綱を下げるときに食べられるようにしてみました。続けるにつれて、人間の姿を真似るようになりましたね」と、愛馬の様子に目を細めます。
エピはお辞儀のほかに、障害飛越の練習もしています。そのため、JRAの障害レースで活躍したオジュウチョウサンの騎手だった石神騎手に会う際、失礼のないようにとの思いがあるそうです。実はエピの別名「コジュウチョウサン」は、オジュウチョウサンにならって付けられました。
エピはお辞儀のほかに、犬のような“お手”も練習中。こちらはもう少し時間がかかりそうですが、公式Xアカウントに随時アップする予定だそうです。エピがお辞儀の練習に奮闘する姿は反響を呼び、投稿のリプライ(返信)には「かわいい」「本当に賢い」などの声が上がっています。普段はなかなかふれあう機会がないポニーですが、とても頭が良いことがわかりますね。
(Hint-Pot編集部)