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引退馬ウイニングチケットの筋肉がすごい なかやまきんに君顔負けの動きに大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

黒光りするボディが美しいウイニングチケット(画像はスクリーンショット)
黒光りするボディが美しいウイニングチケット(画像はスクリーンショット)

 1993年の日本ダービー馬、ウイニングチケット。現在32歳で、生きているG1優勝馬としては最年長になりました。黒光りする美しい体は、人間に換算すると100歳を超えるとは思えないほどです。最近の様子などについて、うらかわ優駿ビレッジAERU(北海道浦河町)の太田篤志さんにお話を伺いました。

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世代をつなぐ役割を担うウイニングチケット

 ウイニングチケットが日本ダービーを勝ったのは1993年。20代や30代の方々はほぼ記憶にないだろうと思われますが、何らかの形でウイニングチケットとふれあいたいという人は増えているかもしれません。現役時代を知る世代の競馬ファンからすれば、柴田政人元騎手が「ダービージョッキー」の称号を得た馬。馬へのきっかけは違えども、世代をつなぐ役割をしています。

 また、馬主だった太田美實(実)さんはすでに亡くなっていますが、ご家族は今もウイニングチケットを支えているそう。

「奥様がSNSでウイニングチケットグッズの完成を知り、購入されたこともありました」

 現役時代に管理した伊藤雄二元調教師は今年鬼籍に入られたものの、トレーニングセンターで世話をしていた島明広厩務員が会いにくることも。「ダービー馬」だから、という事実もありますが、ウイニングチケットを中心に世代をまたいでのファンや、何らかの形で携わった人たちの輪が広がっています。

最年長G1馬 今も体調には問題なし

 10月下旬、うらかわ優駿ビレッジAERUの公式ツイッター(@aeru_joba)は1本の動画を投稿しました。「チケゾー先輩が『おい筋肉! どうなんだい!』ってやってるわけじゃありません」とのメッセージが添えられたその動画では、ウイニングチケットが「皮筋」と呼ばれる筋肉を震わせ、右肩付近に止まったアブを追い払っています。

 お笑い芸人のなかやまきんに君を思わせる動きもあってか、再生回数はあっという間に3万回を超え、人気の高さをうかがわせました。リプライ(返信)には「じいちゃん筋肉すごいですね」「惚れ惚れする馬体」「チケゾーさん、今日もツヤツヤできれいですね」など、ファンから喜びの声が。

 太田さんによると、ウイニングチケットの体調は問題ないとのことです。

「体調は問題ないですね。歯もちゃんとしているので、よく食べられます。表から見えない内臓面もしっかりしているのだと思います。暑い夏も乗り越えてくれました」