年末の大掃除できれいにしたキッチン周り。汚さずにそのままの状態をキープしたいですよね。そこで、つい放置しがちなキッチン周りの三大ポイントである「キッチンシンクの蛇口」「電子レンジの庫内」「ガスコンロの五徳」の掃除方法を、昨年話題になったSNS上の投稿とともに振り返ります。

　◇　◇　◇

キッチンシンクの蛇口　水アカ撃退でピカピカに

水アカで白いウロコ状に…すぐ汚れる蛇口周り　タイプ別の掃除法を掃除用品メーカーが紹介

　水回りの掃除をしていても、キッチンシンクの蛇口の掃除はつい忘れがちで、気づかぬうちに汚れが溜まっていることも。油汚れやカビもありますが、なかでも落ちにくく目立つのは、ウロコ状についた水アカの白い汚れ。水道水に含まれる炭酸カルシウムや石けんカスなどが原因とされています。

　掃除用品の「激落ちくん」などで知られるレック株式会社の公式インスタグラムアカウント（lec_official_jp）では、水アカ撃退にクエン酸を使った掃除方法が紹介されました。

○蛇口の水アカによる汚れ

【準備するもの】
キッチンペーパー
食品用ラップ
雑巾
クエン酸水が入ったスプレーボトル

【掃除方法】
1. クエン酸水を吹きかけたキッチンペーパーを蛇口全体に貼り付ける
2. キッチンペーパーの上からラップを巻いて“パック”。1時間を目安に放置する
3. “パック”をはがし、貼り付けていたキッチンペーパーでこすってきれいに
4. 水でクエン酸を洗い流し、全体の水分を拭き取る

　このほか、カビ汚れにはクエン酸と重曹、油汚れには重曹の掃除が効果的だとか。定期的な掃除を心がけ、いつでも蛇口がきれいな状態を保ちたいですね。

電子レンジ庫内　食品カス汚れを一掃するには

意外に汚れがちな電子レンジの庫内　汚れのタイプ別4つの掃除方法をハンズが紹介

　温めや解凍、調理など、出番が多い電子レンジ。使うたびに掃除すればいいのですが、なかなかそうはいかないのも現実です。しかし、放置しておくと油汚れや焦げ、べたつきなどで汚れてしまいます。

　そこで、ハンズの公式インスタグラムアカウント（handsinc.official）が電子レンジの掃除方法を解説。「食品カス」「水アカ」「焦げ付き」「油」といった汚れの質によって、使うものや掃除方法は異なりますが、落としにくい「食品カス」の掃除について紹介します。

○電子レンジ庫内の食品カスによる汚れ

【準備するもの】
重曹
水
耐熱容器
布巾

【掃除方法】
1. 耐熱容器に重曹と水（1カップ）を入れて混ぜ、重曹水を作る
2. そのままラップをせずに電子レンジに入れ、600Wで5分ほど加熱する
3. 加熱が終わったら、扉を開けずに20分間放置する
4. 扉を開け、耐熱容器の中に残っている重曹水を布巾につけて庫内全体を拭く
5. 電子レンジの中を乾拭きする

　このほか、同アカウントでは、水アカにはクエン酸、焦げ付きには歯磨き粉、油汚れには食品用中性洗剤など、それぞれの掃除方法も紹介。庫内に食品カスなどの汚れが付着したまま電子レンジを使用すると、発火につながる危険もあるといわれています。また、加熱効率が悪くなり、電気代が余計にかかってしまうことも。こまめに掃除しておきたいですね。