日本で創業し、グローバル展開している企業やブランドは数多くあります。世界で商品やサービスが広がるなか、店舗がない国の人にも認知されることも。東京・渋谷で出会ったメキシコ人は、時間がないなか日本人になじみのある店をめぐり、たくさんの買い物をしていました。いったい、どこで買い物をしたのでしょうか。

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「メキシコにはないんだ！」

　百貨店や商業施設、専門店などが多く、ショッピングを目的に訪れる人も多い渋谷。そこで出会ったのが、ホセさんとイサさんのメキシコ人カップルです。

　今回はショートトリップだというふたり。時間が限られるなか、いくつもの紙袋を手にしていました。

「メキシコから来たんだけど、3日間だけなんだ。本当に時間がなくて、急いで回っているよ」と話し、効率的に買い物をするために、店が多い渋谷で“はしご”しているようです。

　日本では価格高騰が続いていますが、円安の影響もあり、日本を訪れる外国人観光客にとってはさまざまなものが安く手に入る状態です。免税なども考えると、自国に同じ店舗があったとしても、日本で購入したほうが安いということも多いようです。

　実際に、イサさんは「安かったの！」と大量に買えた理由を明かしてくれました。しかしホセさんは、限られた時間で複数の店に足を運んだ理由は価格だけじゃないと語ります。

「GUとかユニクロは、メキシコにはないんだ！　だからとてもたくさん買ったよ」

　ユニクロは海外売り上げ比率が2023年8月期で61.7％になり、アジアや北米、ヨーロッパでも、ファストファッションのブランドとして人気になっています。また、系列のGUも中国、香港、台湾に続き、米ニューヨークに常設店の出店予定があるのだとか。

　そうした状況から、店舗がないメキシコに住むふたりにとって、ユニクロやGUは日本でぜひとも訪れたい店だったようです。

　わずか3日間の滞在ですが、日本でしか出合えないものをたくさん楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）