どうぶつ
「家政婦は柴」 愛犬が壁から覗き見 真顔で視線を送っていた理由にほっこり
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まるでドラマのワンシーンのように、壁からひっそりとこちらを見つめる柴犬。そのユニークな姿が、3.2万人を釘付けにしています。いったい、何を見ていたのでしょうか? X(ツイッター)で大反響を呼んだ投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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壁の向こうからこちらをじっと見つめる柴犬
「家政婦は柴」
そんなユーモアあふれるコメントが添えられた写真には、壁から体を半分出して、カメラを見つめる柴犬が写っています。目を細め、口を一文字に結んだその表情は真剣そのものです。
柴犬は、まるでドラマ「家政婦は見た!」のワンシーンのように部屋の中をじっと観察。佇む姿からは、ただならぬ雰囲気が漂っています。
この写真がXで公開されると、3.2万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「表情よ。確実に何か疑っている顔ですね笑」「麦茶吹きそうになりました」「じんわり笑いが込み上げてきてツボに入るパターン」「家庭の事情を覗くのが趣味ですか?」など、熱狂する声がたくさん寄せられています。
飼い主さん夫婦の異変に気づいた茶々丸くん
注目を集めたのは、柴犬の男の子で8歳の「茶々丸」くん。茶色の被毛から“茶”を、「優しいわんこに育つように」との願いから“丸”を選んで名付けられました。優しい飼い主さん夫婦に見守られながらすくすくと成長し、今ではとても温和で優しい性格の“イケワン”に。
ところが、話題の写真に収まった茶々丸くんは、心中穏やかではない様子。壁の向こうから覗かせる表情はとても険しく、不安を抱いているように見えます。いったい、何が起こったのでしょうか?
「夫婦げんかをして言い合いになっていたところを、茶々丸が隠れて覗いていました」
どうやら茶々丸くんは、飼い主さん夫婦の様子がいつもと違うのを察し、心配していたようです。茶々丸くんが見ていることに気づいた飼い主さん夫婦は大爆笑。けんかをやめて、すぐに仲直りすることができました。
つらい別れを乗り越え、飼い主さん夫婦との絆を深めた茶々丸くん
今から2年ほど前、茶々丸くんと飼い主さんは、大切な家族だったウサギの「ペコ」ちゃんを天国へ見送りました。ペコちゃんのことが大好きだった茶々丸くんは、悲しみのあまり体調を崩したことも。
「茶々丸は、ペコといつも寄り添って眠ったり、ごはんを食べたりするほど仲良し。そのため、ペコが虹の橋を渡って3か月くらいの間、ひどく落ち込み、嘔吐や下痢を繰り返していました。わずかな時間でも“ひとり”で留守番をすると、さらに落ち込んでしまう日々が続きました。今はもう落ち着いて、“ひとり”の時間も楽しめるようになっています」
つらい別れをともに乗り越え、さらに絆を深めた茶々丸くんと飼い主さん夫婦。今では、笑顔あふれる毎日を送っています。そんな愛しい家族のことを、ペコちゃんもお空の上からずっと見守ってくれていることでしょう。
○取材協力:ペコ丸(@pekotaro930)さん
(Hint-Pot編集部)