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「初めての経験だったからおもしろかった」 日本旅行中のスロバキア人夫妻 宿泊先で驚いたこととは
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日本を訪れる外国人観光客数は、コロナ禍以前の水準まで復調し、増加の一途をたどっています。滞在中に大切なのが宿泊施設。安価なホテルやホステルも人気ですが、和を好む外国人観光客は日本情緒が楽しめる旅館を選択するようです。日本旅行を満喫中というスロバキア人夫妻も、山峡の秘湯が名物の旅館に宿泊したそう。そこで驚いたことがあったといいます。
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初訪日の妻・バルボラさん 布団や食事に驚き
旅の満足度を左右する宿。日本文化に興味を持つ外国人観光客にとって、おいしいグルメや日本ならではの“おもてなし”を体験するのに、温泉旅館は絶好の場所です。その一方で、日本式の食事や入浴マナーに戸惑ってしまう人も少なくないそうです。
日本に1週間ほど滞在を予定しているという、スロバキア人のアンドレイさんとバルボラさん夫妻。日本旅行を満喫中のふたりは、東京に2泊したあと、青森県にある有名な温泉旅館を訪れました。
実は、夫のアンドレイさんは過去に、4年間ほど日本に住んだ経験があるそう。そのため、旅館宿泊の経験も今回が初めてではありませんでした。
「僕は旅館を利用したことはあるけれど、バルボラは初めてだったんだ」
妻のバルボラさんは、今回が初めての訪日です。もちろん、旅館に泊まるのも初体験。アンドレイさんから「布団はどうだった?」と問われると、わくわくとした様子で答えてくれました。
「初めての経験だったからおもしろかったわ。少し寒かったけど(笑)」
また、日本式の食事マナーにも新鮮な発見があったようです。
「その旅館では、夕食と朝食のスタイルが同じなの。おいしかったんだけど、それには少し驚いちゃった!」
ふたりが宿泊した旅館では、朝も晩も大広間で一人ひとり、お膳で食事を提供されたそう。イワナや山菜など、地の食材を使った素朴な味わいの食事を楽しんだといいます。お膳いっぱいに並んだ小鉢に、バルボラさんは驚いた様子でした。
文化の違いに少し戸惑うことがあったものの、心から楽しんでくれた様子のふたり。日本の伝統的な宿泊施設を体験し、かけがえのない思い出となったことでしょう。
(Hint-Pot編集部)