どうぶつ
賢い柴犬が“散歩拒否”した理由 方向を変えてダッシュで向かった場所とは
公開日: / 更新日:
散歩の途中、急に立ち止まって動かなくなってしまった柴犬。このとき、先に進むのを拒否したのには、ある理由がありました。そんな自分の気持ちにまっすぐな柴犬の動画が、X(ツイッター)上で話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
散歩中に“拒否柴”発動! 目指すはおやつをくれる男性の家
「今日の拒否柴~」
そんなひと言が添えられた動画には、散歩中の柴犬の姿が。スタスタと歩みを進めたかと思いきや、立ち止まってしまいました。飼い主さんがリードを引いたり、「おいで!」と声をかけたりするも、まったく動こうとしません。
どうやら柴犬は、飼い主さんが向かっていた方向とは別の方向に行きたかった様子。しばらく両足を踏ん張って“散歩拒否柴”を発動させたのち、方向転換してスタスタと歩き始めました。その先には、いつもおやつをくれる人の家があるようです。
お散歩コースもおやつをくれる人の家も、しっかり把握している賢くて素直な柴犬。この動画がXで公開されると、1000件を超える“いいね”が集まりました。
拒否柴を発動した理由はおやつ目的?
動画に登場したのは、柴犬で6歳の男の子「ドン」くん。散歩中に、“拒否柴”を発動させてしまうことがよくあるそう。パターンは3つで、車に乗せられるとき、もう家に帰りたいとき、散歩中に飼い主さんの行きたい方向に行きたくないときです。
そんなドンくんがこのとき行こうとしていた場所は、大好きなおじさんが住んでいる家でした。しかし、残念ながらこの日はおじさんには会えなかったそうです。
「おじさんはときどき通る散歩コースにあるアパートに住んでおり、ドンだけではなく、ほかのわんちゃんにもおやつあげています。散歩の途中、ドンがアパート前までやってきたことに気づくと、おじさんは口笛で合図をしてくれます。口笛が聞こえると、ドンは猛ダッシュでアパートの駐車場に入って待機します」
いつものアパートにおじさんがおらず途方に暮れるも庭で発見し猛ダッシュ!
おじさんはドンくんのことをとてもかわいがってくれていて、散歩の時間も把握。家の前で、ドンくんの帰宅を待っていてくれることもあるそうです。
「おじさんは、散歩の時間を見計らって、ウォーキングの途中で家に立ち寄ってくれることもあります。おじさんを見つけると、ドンは猛ダッシュ。おやつをもらう気満々で、ちょこんとお座りします」
自分の気持ちに真っすぐなドンくん。おじさんの優しさも、きっとドンくんに伝わっているはずです。これからも“ふたり”の絆を深めていってほしいですね。
○取材協力:柴どん(@ekoron3)さん
(Hint-Pot編集部)