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「『答え合わせ』をしているんだ」 日本食が大好きな米国人 初訪日で楽しみにしていることとは
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世界的にも評価が高い日本食。海外における日本食レストランは増加の一途ですが、“本場の味”を求めて日本を訪れる外国人観光客も多いようです。料理好きだという、初訪日の米国人男性もそのひとり。しかし、ほかの外国人観光客とは少し変わった楽しみ方をしていました。いったいどんなことを楽しんでいるのでしょうか。
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かっぱ橋での包丁購入は残念ながら断念
日本に約3週間の滞在予定だという、米国人のサムさん。日本へ来るのは初めてです。そのため、事前準備もしっかりしてきたそう。今回はとくに、日本の国技である相撲観戦を楽しみにしているようで、「僕はがっちり体型だから、相撲レスラーに間違われないか心配」と笑います。
サムさんは、もともとシェフを目指していたというほどの料理好き。この日は本格的なものから家庭で使うものまで、さまざまな料理道具がそろうかっぱ橋道具街を訪れていました。
「今日はかっぱ橋に包丁を見に来たんだけど、自分がいつも使っているものの倍くらいの金額だったんだ。だからちょっと高くて手が出せなかったよ」
かっぱ橋には包丁専門店も多く、料理人が使う本格的なものや、刃の部分に和を感じさせる柄があしらわれたものなど、多種多様な包丁がそろっています。そんな日本の包丁は、外国人観光客にも人気があるお土産のひとつです。
ラーメンはスープから自作 日本食への愛が止まらない
お目当てのものを諦め、残念そうな表情を浮かべたサムさん。しかし、日本で楽しみにしている、料理好きならではのこともあるといいます。
「僕は自分でも日本食を作るんだ。日本で“本場の味”を食べて、自分で作った日本食と『答え合わせ』をしているんだよ」
サムさんが今まで作ったことのある日本食は、ラーメン、カツ丼、牛丼などさまざま。なかでも、ラーメンはスープや味付き玉子なども作り、1週間かけて完成に至ったという力の入れようでした。
「(日本で答え合わせをした)カツ丼は、なかなかいい線いっていたと思うよ」と、自信作に笑顔を見せるサムさん。今回の滞在でたくさん“本場の味”を覚えて、帰国後に再現しながら楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)