カルチャー
日本の味とコスパに大興奮のドイツ人 「安いものさえもおいしい」と驚いたグルメとは
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ラーメンやカレーなど、海外から伝わり、日本で独自に進化した食べ物は、外国人にも大人気。しかし、日本ならではの料理に感激する外国人観光客も数多くいます。皇居外苑で出会ったドイツ人は、正真正銘、日本が“本場”の人気グルメにレベルの高さを感じ、驚いたそうです。いったい、どんな食べ物なのでしょうか。
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「本場の方が高いと思ってたんだけど…」 味のレベルとコスパに驚愕
江戸城の佇まいを現代に伝え、現存する城門など歴史的建造物も少なくない皇居。その外苑で出会ったのが、初めて日本を訪れたドイツ人のアーロンさんとアリさんカップルです。
日本で食べて一番おいしいと思ったものを聞くと、アーロンさんは餃子の虜になったそうで、「滞在中に100個食べたい!」とうれしそうに話してくれました。一方、アリさんは日本ならではのグルメが気に入ったといいます。
「私が一番おいしいと思ったのは、寿司。ドイツでももちろん食べられるんだけど、日本は米も魚もフレッシュさが段違いね!」
外国人が日本で食べたいもののひとつとして、寿司の人気は根強いものがあります。農林中央金庫が、過去10年以内に訪日経験がある外国人1200人を対象に実施した調査によると、日本滞在時に食べた「もっともおいしかった料理」で一番多くの票を集めたのは寿司でした。
日本以外の国でも、寿司はスーパーマーケットなどで売られるようになり、外国人にとっても身近な存在に。昔から外国人から多くの支持を集めていますが、より身近になったからこそ、“本場で味わいたい”と思う気持ちが強くなるのかもしれません。
「寿司の値段にもびっくりしたよ。本場のほうが高いと思ってたんだけど、ドイツで食べるほうがよほど高いよ(笑)」
価格の手頃さに驚いたアーロンさんに対し、アリさんは単なる安さではなく、“コスパの良さ”に注目。さまざまなタイプの寿司を食べて、全体のレベルの高さに感心したようです。
「築地で食べた寿司はもちろんだけど、売店で買ったような、とても安い寿司でさえもおいしかったわ」
今の寿司の原型は、江戸時代の庶民の味。手頃な価格の寿司もおいしいと感じてもらえるのは、文化が継承されている証なのかもしれません。滞在中は、おいしい寿司をたくさん楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)