日本を訪れる外国人観光客のなかには、宗教上の理由や健康志向などから、食べられるものが限られている人がいます。ハラルやヴィーガン向けの食事対応が遅れているといわれる日本ですが、日本の食を味わおうと工夫しながら楽しんでいる人も。日本観光を楽しんでいるフランス人女性は、ベジタリアンの自分でも食べられるものを日本で見つけてその味に感激していました。いったい、どんなものを食べたのでしょうか。

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親子3人で10日間の滞在　各地を旅する予定

　フランス人のマーガリンさんは、夫のフランクさん、韓国に留学中の娘フローリアンさんとともに日本を訪れました。10日間ほど滞在し、東京や京都、山形、静岡、箱根、秋田など各地をめぐる予定だそうです。

　まだ旅は始まったばかり。三人はこの日、浅草観光を楽しんでいました。これからさまざまな場所へ足を運ぶ予定ですが、肉や魚などの動物性食品を避け、野菜や果物、豆類などの植物性食品を中心とした食生活を送っているマーガリンさんには、少し心配なこともあるようです。

「私はベジタリアンなの。肉だけじゃなくて魚も食べないから、もちろん寿司も食べられないわ。東京にはヴィーガン向けのメニューに対応した店もあると思うけど、地方にはあるかわからないから少し心配……」

　そう吐露するマーガリンさんですが、日本にはそばや豆腐など、動物性食品を使わないおいしいものがたくさんあります。また、肉や魚を使わない、その土地ならではの郷土料理にも出合えるかもしれません。

野菜いっぱいのラーメンに挑戦！

　食べられるものは限られながらも、日本の食に期待を寄せているマーガリンさん。実はさっそく日本の人気料理を食べたのだとか。

「さっきラーメンに挑戦してみたの。野菜がいっぱい入ったラーメンでとてもおいしかったわ！」

　マーガリンさんは、モヤシや白菜などの新鮮な野菜だけでなく、味玉もしっかり堪能。家族は、チャーシュー入りのラーメンやジューシーな餃子、具材たっぷりのチャーハンを食べました。それぞれが満足する味を楽しめたようです。

　ヘルシーな料理も多く、多様な食事が楽しめる日本。各地をめぐりながら、おいしいものをたくさん見つけてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）