カルチャー
イタリア人が感じた「動画で見ているのと違う」東京の魅力 「とても興味深い街」
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「日本を理解するには、日本語を学んだだけでは不十分」
留学生活で、ジャンルカさんが気に入った東京の街は目黒。「渋谷や銀座とは違う、落ち着きのある雰囲気が気に入ったよ」と、その理由を話します。
居酒屋などで、ビールを飲みながら友達と語り合うのが好きだというジャンルカさん。そうした時間を過ごすなかで、「日本人は穏やかだが、いろいろなことに興味を持っている」と感じたそうです。そして、さらに日本をよく知りたいと考えるようになりました。
「日本を理解するには、日本語を学んだだけでは不十分で、文化を学ばなければならないと思っています。今は日本人の友達ができて話すようになり、日本語が上達してきました。文法ばかり勉強しても、ロボットみたいではいけません。文化を知って、やっと言葉も話せるようになるものでしょう」
ざるそばや天ぷらよりも好きな食べ物とは
日本文化を語るうえで、いまや欠かせないもののひとつは、日本の食事です。もちろんジャンルカさんも、日本のグルメをさまざま楽しんでいます。
とくに好きな日本食は「ざるそばや、天ぷら」。しかし、最も強く記憶に残った食べ物は別にあるそうです。
「名古屋名物のウナギがおいしかったです。薬味がたくさんついてきました」
ジャンルカさんが気に入ったのは「ひつまぶし」。香ばしく焼き上げたウナギのかば焼きを短冊切りにし、おひつに入ったごはんの上に並べます。お好みで薬味やだしを足して、さまざまな食べ方を楽しめる贅沢な一品です。
日本人を「穏やかだが、いろいろなことに興味を持っている」と感じたジャンルカさん。ひつまぶしのバリエーション豊富な食べ方のなかにも、日本らしさを感じたのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)