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「知っている日本料理は寿司くらい」だったイタリア人が感激 日本で初めて食べた母国のソウルフードに似たグルメとは
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行ったことがない国で、食べたことがない料理に挑戦するのは勇気がいるものです。しかし、一度食べたら忘れられない味になることも。2018年に初めて日本を訪れたというイタリア人男性は、そのときに初めて味わったグルメに母国のソウルフードと似たものを感じ、とても気に入ったといいます。いったい、どんなものを食べたのでしょうか。
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カルロさんを魅了した「日本のピザともいえると思った」グルメ
イタリアのペルージャ大学で教鞭をとるカルロ・プルソーニさん。初めて日本へ来たのは2018年で、そのときは東京大学や大阪文化センターなどで言語研究の講義を行ったといいます。滞在期間は10日間で、東京、大阪、京都の3都市をめぐったそうです。
訪日前から、イタリアと異なる日本の文化やライフスタイルに興味があったというカルロさん。訪日の際には日本のお寺に足を運び、イタリアの教会などとは違う、静かな雰囲気に新鮮さを覚えたといいます。
滞在期間中にさまざまなものに触れたカルロさんは、どんどん日本に魅了されたそう。そのなかで、日本で食べたグルメも思い出に残っているといいます。
「僕が好きなのはお好み焼き。日本のピザともいえると思ったよ。お好み焼きはピザのように気楽に食べられて、トッピングや具を自分で選べるところが良い」
外国人が好きな日本の食べ物といえば、寿司やラーメンという印象が強いですが、実はお好み焼きも大人気。甘さが強い濃厚なソースの虜になる人も少なくありません。カルロさんのように、なじみのあるグルメと重なる部分があるのかもしれませんね。
カルロさんは当時、「知っている日本料理は寿司くらい」だったそうで、ラーメンについてもどんな食べ物かわからなかったといいます。お好み焼きを知ったのも、このときが初めてでした。今ではイタリアでも日本グルメは広く知られるようになり、「ラーメンを知らない人はいない」そうです。
知らない食べ物にも積極的に挑戦し、日本を楽しんだカルロさん。また日本へ来たときには、いろいろなグルメを堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)