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「日本にいる間に100個食べたい!」 初来日のドイツ人がハマった日本のグルメとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

皇居外苑で出会った(左から)ドイツ人のアリさんとアーロンさん【写真:Hint-Pot編集部】
皇居外苑で出会った(左から)ドイツ人のアリさんとアーロンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 外国由来の食べ物を、自分たちの食文化に合わせてアレンジすることに長けた日本。発祥の地ではマイナーな食べ方が、日本では多くの人から支持されるパターンもあります。皇居外苑で出会ったドイツ人は、そんな外国由来の日本グルメにハマったようです。いったい、どんな食べ物なのでしょうか。

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「おいしすぎて、日本にいる間に100個食べたいと思ってるよ!」

 大きな堀で囲まれた中に、豊かな自然と江戸時代からの建造物の一部が残り、外国人観光客にも人気の皇居。その外苑で出会ったのが、ドイツから初めて日本を訪れたドイツ人のアーロンさんとアリさんカップルです。

 1か月の滞在予定だというふたりは、東京観光を楽しんでから京都や大阪など、日本中をめぐるつもりだといいます。まだ来日してから数日とのことですが、すでに食を中心に日本を満喫しているようです。

 日本で食べて一番おいしいと思ったものを聞いてみると、アーロンさんにはすごくハマった食べ物があるといいます。

「餃子だね。おいしすぎて、日本にいる間に100個食べたいと思ってるよ! ドイツでも餃子は食べたことがあるんだけど、日本の餃子は中身がお肉だけじゃなくて、いろいろな種類があったんだ。マグロとかアボカドとかね」

 餃子のおいしさを語るアーロンさんの隣で、アリさんは実際に食べた店について調べてくれました。

「とくにお店を調べて入ったわけじゃないの。ちょっと待って、今見たら評価が3.0の普通のお店だった(笑)! それでも私たちにとっては、今まで食べたなかでベスト餃子だったわ!」

 そう話すアリさんは、評価が高くなくても、日本のお店は相当おいしいという事実に驚いている様子です。

 中華料理のひとつである餃子は、中国では水餃子や蒸し餃子が主流。焼き餃子は残った水餃子を温め直すための調理法で、日本のようにベーシックなものではないといいます。また、ごはんのおかずとして進化した日本の餃子に対し、主食として餃子を食べる中国ではニンニクを入れないなど、異なる点も。

 本場の味を日本人の好みに合わせて進化させた餃子は、日本の人気グルメになりました。パリッと焼けた皮に加え、ニンニクとラー油などパンチの効いた味わいが、外国人の好みにも合うのかもしれませんね。

外国人観光客にも人気の日本の餃子【写真:Hint-Pot編集部】
外国人観光客にも人気の日本の餃子【写真:Hint-Pot編集部】

 滞在中に「100個食べたい」と語っていたアーロンさん。外国人観光客にも人気の餃子は多くの店で食べられる料理であるだけでなく、ご当地餃子や変わり種の具材など、地域や店によっても違いがあります。滞在中に目標をクリアしつつ、いろいろな味が楽しめるといいですね。

(Hint-Pot編集部)