多くの外国人観光客を惹きつける日本。東京だけでも、たくさんの観光スポットがありますが、とりわけ訪日外国人が多いと感じるのは渋谷です。友人たちと日本に来た、韓国に留学中のフランス人女性は、「渋谷はエネルギーを感じる街」だと話し、思い入れもあるようです。そんな渋谷で、実際に見たかった名所とはどこなのでしょうか。

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「ここまで人が集まって、エネルギーがある場所はない」

　初めて日本を訪れたという、フランス南部にあるトゥールーズ出身のマリーナさん。現在は友人たちとビジネスを学ぶため、韓国へ留学中です。学校の休暇を利用し、友人2人と一緒に、5日間の日本旅行を楽しんでいました。

　滞在期間が短いため、東京に絞って観光する予定なのだそう。とくに、渋谷は「とても行ってみたかったところ」だとマリーナさんは明かします。

「渋谷のスクランブル交差点は、フランス人のインスタグラムでもよく見かけましたし、一度は見てみたかったんです。3人でカメラマン役と被写体役を交代しながら、いろいろな動画や写真を撮って遊びましたよ！　フランスもパリに行けば多くの人がいますが、ここまで人が集まって、エネルギーがある場所はない気がします」

「フランスでも知っている人は多い」

　外国人観光客にとって超有名フォトスポットのひとつ、渋谷スクランブル交差点での撮影を楽しんだマリーナさん。実は、ほかにも記念撮影したい場所がありました。それは、「忠犬ハチ公像」です。

「映画『HACHI 約束の犬』を観ました。とても感動して泣いてしまったんです」

　日本人の多くが知る忠犬ハチ公の物語は、ハリウッドで映画化され2009年に公開。世界中で感動を呼びました。マリーナさんは、大好きな映画ゆかりのハチ公像をぜひ実際に見たかったそうです。

「一緒に来た2人は映画を観てはいないけれど、ストーリーは知っているほど、フランスでもハチ公のことを知っている人は多いと思います。亡くなった飼い主を何年も同じ場所で待ち続けたなんて、その忠誠心と愛情は計り知れないですよね。何度観ても泣いてしまう……」

　そう言って愛おしそうに、ハチ公像に頬を寄せたマリーナさん。国立科学博物館には剥製が常設展示されているので、在りし日の姿をとどめた姿も見られるといいですね。

（Hint-Pot編集部）