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「人生初の感覚でした」 スリランカ人が日本の味に驚愕 苦手意識を持った和の食材とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

スリランカ出身のアキラさん【写真:Hint-Pot編集部】
スリランカ出身のアキラさん【写真:Hint-Pot編集部】

 海外で暮らすと、文化や習慣の違いに初めは苦労するもの。勉強のために日本へやってきたスリランカ人は、日本の味になじめず苦労していました。人生で初めて食べて、とてもおいしいと感激したものもありましたが、刺激の強さに驚いたものも。いったい、日本でどんな食べ物に出合ったのでしょうか。

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日本の語学学校に通うスリランカ人 食生活に苦労も

 スリランカから2か月前に日本へやってきたアキラさん。現在、日本の語学学校に通っています。母国では機械系工学の勉強に励み、「スリランカには自動車メーカーがないので、将来は、日本で身につけた自動車製造の技術を持ち帰って、母国の自動車産業を盛り上げたい」という高い志を持っています。

 訪日前から半年ほど日本語を勉強していたため、日本語での会話には少しずつ慣れてきましたが、まだ読むのが難しい言葉もあるそう。「かなり難易度が高いですよね」と苦戦している様子です。

 苦労を感じているのは言葉だけではありません。食生活でも、母国との違いに壁を感じていました。

「日本のごはんはすごく甘いと感じます。スリランカ人は辛いものが好きなので、とにかくもっと辛くしたいです(笑)」

 日本の料理は、塩味、甘味、酸味、苦味、そして旨味の5つの味が組み合わさった繊細な味わいが特徴。辛味は含まれていないため、スパイスを効かせた料理に慣れているアキラさんにとっては刺激が少なく、物足りなさを感じたのかもしれません。

 日本人でも辛いものが好きな人は少なくなく、お店によっては辛味調味料がテーブルに置いてあり、自分で辛さを調整することもできます。「僕もやってみたいけれど、日本では料理の味つけを変えることは失礼ではないですか? あまりに入れすぎて怒られないようにしなきゃ……(笑)」とアキラさん。日本へのリスペクトを感じます。

刺身は好きだけれど…苦手意識を持った日本特有の食材

 アキラさんに、日本で食べたもので一番おいしかったものを聞くと、「刺身!」と即答。日本へ来て、人生で初めて食べた刺身はとても新鮮で、味の良さにも驚いたそうです。ただ、刺身には欠かせないあるものは、どうしても受け入れられませんでした。

「ワサビはダメでしたね! あれは辛いというよりも痛い……(笑)。唐辛子のように舌がピリピリする感じではなく、鼻の奥が痛くて、人生で初めての感覚でした。ワサビは苦手ですね」

 ワサビは日本特有のスパイスで、古くから薬用などにも活用されている食材です。抗菌作用や食中毒予防、魚の生臭さを消す効果がありますが、苦手とする人は少なくありません。日本食に辛さを求めるアキラさんも、ワサビの鼻にツーンと来る鋭い辛味は好きになれなかったようです。

 母国との違いを感じながらも、日本の暮らしを楽しんでいるアキラさん。掲げている目標が達成できるよう、日本でたくさんのことを吸収してほしいですね。

(Hint-Pot編集部)