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「雷が怖くて甘える秋田犬」 大きな背中を丸めてうずくまる姿に「最高の甘え方」の声
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秋田犬に魅了された飼い主さん シミュレーションを重ねてお迎えを決意
注目を集めたのは、もうすぐ6歳になる秋田犬の「飛龍」くん。穏やかで優しい性格の男の子です。
飼い主さんはもともと、いぬが苦手だったそう。ところが、偶然目にした秋田犬の動画に衝撃を受け、その愛らしさに魅了されました。それからというもの、秋田犬の魅力を発信するSNSアカウントをフォローしたり、公益社団法人秋田犬保存会が主催する展覧会へ足を運んだりしたといいます。しだいに、秋田犬をお迎えしたいという気持ちが高まっていきました。
「いぬと暮らしたことがなかったため、なかなか踏み出せずにいました。しかし、年齢や仕事を考えると時間はあまりありません。そこで、秋田犬の飼い主さんのSNS投稿を毎日拝見し、そのご家庭に起こったことは我が家でも対応できるのかと、シミュレーションをしました。ほかにも、展覧会で飼い主さんたちにお話をうかがったこともあります」
こうして念入りに準備を重ね、「お迎えできそうだ」と目処が立った頃には、2年が経っていたといいます。飼い主さんは満を持して、信頼できるブリーダーさんから飛龍くんをお迎えしました。
珍しく怖がりになった飛龍くん 雷雨が収まると…
飼い主さんのあふれる愛情を受け、飛龍くんは元気いっぱいに成長しました。いぬのお友達と遊ぶのが大好きで、その高い社交性には、ほかの飼い主さんも驚くことがあるそうです。
しかし、外では活発な飛龍くんですが、おうちに帰ると一転して甘えん坊に変わります。話題の写真が撮影された日は激しい雷雨で、大きな音や稲光に怯えていつになくソワソワしていたそうです。
「雷の音がするたびに頭を上げて周りを見回し、落ち着かない様子でした。私のお腹に顔をうずめることは普段からあるのですが、この日はしばらく離れませんでした」
飛龍くんが怖がることはめったにありませんが、今回のようなときは、飼い主さんが優しく笑顔で声をかけてあげるそうです。雷雨が過ぎ去ると、飛龍くんは普段通りに眠り始めたといいます。
そんな優しい飼い主さんは、実はバイオリニスト。「杉並の森ヴァイオリン教室」を主宰し、レッスンも行っているそうです。コンクールで入賞した人から仕事と両立しながら楽しんでいる人まで、いろいろな人たちをサポートをしている飼い主さん。これからの活躍も楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)