子どもが成長し、家のお手伝いを自分からしてくれるようになるのは、とてもうれしいですよね。X（ツイッター）では、子どもたちがママのために用意してくれたものに、羨望の声が上がっています。投稿者の田中です（@kitwell_tanaca）さんに詳しいお話を伺いました。

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「この写真見ながらごはん2杯いける」の声も

「起きたら朝ごはんができている幸せよ……子どもたちありがとウマ」

　そんなコメントとともに投稿された1枚の写真。かわいいイラストが描かれた皿には目玉焼きと火の通ったソーセージが2本が盛りつけられ、隣にはごはんをよそった茶碗も添えられています。その奥には湯飲みらしきものが見え、お茶も用意されているようです。

　シンプルながら、見るからにおいしそうな朝食。しかも、忙しいママのためにと子どもたちが作った姿を想像すると、よりいっそうおいしそうに感じられます。

　素敵すぎる朝食に、リプライ（返信）には「これはうれしい!!　世界一おいしい朝ごはんだね」「私、この写真見ながらごはん2杯いける」「愛ですよ、愛！　いいなあ」「うらやましすぎます！」など、羨望の声が寄せられています。

寝る前には子どもたちから「卵縛り」なメニュー確認も

　話題の朝食を投稿したのは、小学3年生の息子さんと小学2年生の娘さんを育てながら、知育玩具メーカー「Kit well（キット ウェル）」で広報として働く田中さんです。SNSでは馬のマスクをかぶって登場し、語尾に「ウマ」をつけることが多いなどユニークな投稿が人気で、Xアカウントには8.6万ものフォロワーがいます。

「いつもたくさんの方々が“いいね”やコメントをしてくださり、本当にうれしいです。料理ができるようになった我が子の成長も喜んでくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」

　今回の写真は、「朝食を作ってくれた思い出と、当時の自分の気持ちの記録用に……と思い投稿しました」という田中さん。お子さんたちは夏休みに入ってから、頻繁に料理を作ってくれるようになったといいます。

「最近は夜、寝る前に『明日の朝ごはん何がいい？　目玉焼き？　卵焼き？　スクランブルエッグ？』と質問されるのですが、なぜか卵縛りです」と笑いながら、とてもうれしそうです。

　実は、田中さん自身は料理が苦手で「後悔と失敗の連続」なのだとか。そのためお子さんたちには、「料理は楽しいもの」と思ってもらいたい気持ちと、ある程度のものは作れるようになってほしいという願いもあって、不定期で親子料理教室に通っているそうです。

「親子料理教室は2年目くらいですが、この夏休み中に息子が積極的に自分から料理をし始めました。息子は普段から、お手伝いも進んでやってくれます。娘には『手伝ってほしいな』とお願いしても、『今テレビ観ているから無理』と断られることが多いですね（笑）」

　そんなお子さんたちに対し、「サポートはしても、生活のなかで行う作業はなるべく“自分”で、させるように心がけています。歩き始めた1歳頃から、極力手を出さず見守りに徹してきました」という田中さん。

「見守る姿勢は、なかなか忍耐力が必要なんですよね……」とこぼしますが、その甲斐があって、ふたりとも素晴らしい成長をしているようですね。

（Hint-Pot編集部）