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パン屋で「ユーチューブ!」と連呼する子ども “YouTube子育て”の注意点つづった投稿が話題
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子育て中、子どもの気を引くために何かと便利なYouTube。場合によっては、見せることがなかば習慣のようになっている家庭も多いでしょう。そんな家庭内での習慣について、考えさせられる内容の投稿がネット上で話題を呼んでいます。投稿者のエミマー(@emimar_emimar)さんに反響を聞きました。
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パン屋で見かけたYouTubeの視聴が習慣になっている様子の親子について、私見を投稿
「焼きたてパンのお店で、パンを買ってコーヒーを機械で入れていたとき。突然、イートインコーナーから『ユーチューブ! ユーチューブ! ユーチューブ!』って叫んでいる声が聞こえてきた。(なに、なに?)と思って見てみたら、座ってパンを食べているパパとママの隣でピョンピョンしながら、3~4才ぐらいの男の子がパパに向かって叫んでいた。『いまは、ダメ。もうすぐ、終わるから…』ってパパが言っても、おかまいなし。そうかぁ。いつもは子どもが先に食べ終わって、パパとママがまだ食べていたら『これでも見てて』って、スマホを貸してもらえるんだね」
「『習慣って怖いなぁ』って思った話」から始まるエミマーさんの投稿は、100件を超えるリポスト(リツイート)、1500件以上の“いいね”を集めるなど話題に。続く投稿では「『いつもは良くて、今日はダメ』小さな子どもには【例外】が理解しにくい。だから、泣いたり、ダダをこねたりする。『今日はスマホでも見て、おとなしくして』って日があったり、『今日はそんな時間ないから、スマホはなしね』って【親の都合】だよね。これを繰り返して、いちばん怖いのは【子どもからの信頼をなくす】ってこと。【どんな習慣を子どもにつける】かを考えながら、子育てするといいんだけどね」と子育てについての自身の考えが綴られています。
幼児教育について学び、幼稚園教諭の免許も持っているというエミマーさん。「公共の場でスマホを見せて、子どもに大人しくしてもらうのはよくあることです」と認めつつ、「『いつもは良くて、今日はダメ』って言われると子どもは混乱します。小さな子どもは、例外を理解しにくいです。スマホを見せたくないときや場所ってありますから、それを教えてあげることが必要だと思います。それと、親の都合で『今はダメ』を繰り返していると、子どもの心は離れていきます。信頼されなくなります。そうなると、子育てがすごくしにくくなります」と、子どもへの例外の説明の難しさと、親子の信頼関係の大切さを語ります。
一連の投稿には「なるほどねぇ。例外は理解出来ないかぁ。そりゃそうだよね」「例外、確かに親の都合で決められてますね」「これは考えさせられる」「親の都合で物事はひっくり返る を学習しそうですね」といった共感の声や、「わが家はスマホやスイッチ類は禁止にしました」「見ててくれると家事ははかどるし、ついつい見せてしまう」など、子育ての切実な悩みの声が寄せられています。
反響を受け、エミマーさんは「『今は昔と違って、子どもがグズることに神経質な人や攻撃的になる人が多い。だから、スマホを見せて大人しくさせてる。スマホひとつで大人しくなるならありがたい』といった、仕方なく見せてるという意見や、『スマホで動画を見せていたけど、このままではダメだと思って、工作など他の遊びに切り替えた』という声、そもそもスマホを小さな子どもに見せるのはあまり良くないという意見など、色んな反響をいただきました。置かれた立場、状況、子どもの個性によって、色んな意見があっていいと思います。ただ、子どもが混乱しないような、親としての一貫性は大事かなと思います」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)