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「シェフでもないのに…」 5児のワーママが考えた献立時短術に目からウロコ 大切にしていることとは

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著者:Hint-Pot編集部

1か月分のメニューをパターン化【画像提供:くう 自由な5児母(@ku_happysky)さん】
1か月分のメニューをパターン化【画像提供:くう 自由な5児母(@ku_happysky)さん】

 日々の献立を考えるのは面倒ですよね。忙しい毎日の中で、何を作ったら良いかを考えるのが悩みのタネという方もいるのでは。X(ツイッター)では、1か月分のメニューを曜日でパターン化した図解に注目が集まっています。投稿者のくう 自由な5児母(@ku_happysky、以下くう)さんに詳しい話を伺いました。

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1か月単位でメニューを曜日ごとにパターン化

「シェフでもないのに毎日のごはんを『定番メニュー』にしない人が多すぎる」

 そんなメッセージとともに投稿された画像には、1月のカレンダーと各日の献立が書かれています。注目すべきは、曜日ごとに作るものがパターン化されていること。月曜日はおでんの日、火曜日は和食の日、水曜日は豚汁うどんの日、木曜日はどんぶりの日、金曜日は冷蔵庫整理の日、土曜日はワクワクの日、日曜日はお鍋の日。さらには、「15分弁当」として、月~金曜日までのお弁当メニューが定番化されています。

 投稿者のくうさんは、夫婦そろって「ワーカホリックなので、毎週ほぼ同じメニュー」なのだとか。その分、「週末はみんなでワクワクごはん」を楽しむそうです。日々のメニューをパターン化することで「時間を効率化しよ」と投稿しています。

 この投稿は、7000件を超える“いいね”が集まるなど話題になっています。リプライ(返信)には、「1か月単位で決まっているのもいいですね」「これは定番にしていきたいですね!」「パターン化することでメニューを考える時間を時短できますもんね」「週1おでん、めちゃ魅力です」「献立考えるのって大変ですもんね」などの納得の声が寄せられました。

大切にしていることは「たくさんの愛を込めたごはんを作ること」

 くうさんはXで料理のことだけでなく、掃除についても発信。また、今まで取り組んできたことをまとめた書籍「がんばらないシンプルおそうじ~きほん編~」も好評を得ています。

 5人のお子さんを持つくうさんが定番メニューを作ったのは、“ワンオペワーママ”として毎日の家事を効率良く回すために「メニューが決まっていると時短になるなあ」と思ったことがきっかけでした。さらに、おでんを作ったとき、「毎週食べたい」と家族に言われたたことがパターン化の始まりだったそうです。「育児、介護、仕事と頑張る人に、ひとつの新しい視点になればうれしい」との思いから、メニューの図解を作成したといいます。

「おでんと豚汁うどんが大好きな家族の意見を取り入れ、私が週1でお魚メインの和定食にしたいという思いもあり、さらに木曜日は夕食後に仕事があるので、さっと済ませられるものをパターン化しました。ただ、この通りにしないといけないものでもないので、実際には70%くらいでこんな感じで作っています」

 仕事の関係で月曜日から木曜日はバタバタしているというくうさん。そこで、時間的に余裕がある金曜日を「冷蔵庫整理の日」として、子どもたちの希望に合わせて一緒に新メニューに挑戦するなど料理を楽しんでいるそうです。自らを「冷蔵庫片づけメニューのプロ」という、くうさんの得意料理は「一期一会料理」。冷凍ごはんや野菜、お肉、月曜日から木曜日までの献立で余った食材を炒めて卵で包んだ「オリジナルごはん入りとん平」が家族から大好評だったとか。

 ちなみに、週末は配偶者さんが料理の腕を振るうことも。鍋料理や焼き肉、焼きそばなど豪快な料理を担当してくれることが多いようです。「ワクワクの日」の土曜日は、家族が大好きな「餃子の日」になることもあり、餃子150個を作って食べるといいます。外食に行くこともあるそうです。

 くうさんが料理を作るうえで大切にしていることは、「シンプルでもマンネリでもいいので、たくさんの愛を込めたごはんを作ること。食事の時間を家族みんなが笑顔で過ごすこと」なのだとか。ごはんを作る思いにフォーカスして作ったオリジナルCD「ごはんのうた」も出すほど。「作るところから片づけまで、笑顔いっぱいだったら、栄養もいっぱい行き届くと信じています」といいます。

(Hint-Pot編集部)