訪日外国人にとって観光スポットになりつつある日本のコンビニエンスストア。いつでもどこでも手軽に利用できて、品数も豊富なことから、思い出に残っている人も多いようです。日本に長期滞在したフランス人カップルも、日本のコンビニを大絶賛。地元ではなかなか食べられないグルメを、何度も買って食べたといいます。いったい、どんなものをリピートしていたのでしょうか。

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アイドルのライブに参戦

　フランスのリヨンから訪日中の、アガットさんとロマンさん。ふたりとも訪日経験がありますが、今回は「日本で暮らしているような滞在」をするために、約3か月という長期間の日本滞在を実現させました。

　ふたりは横浜でアパートを借り、そこを拠点に箱根や秩父、大阪、京都、九州方面をめぐりました。アガットさんに、今回の滞在で最も思い出深かったことを聞くと、目を輝かせながら答えてくれました。

「いろんな体験をしたけれど、思い出深いのは、アイドルのコンサートに行ったこと！　ハロー！プロジェクトが好きなので、モーニング娘。を見に武道館まで行きました。グッズも買って参加して、大満足でした」

　近年、日本では、好きなアイドルやアニメキャラクターを応援する“推し活”がブームに。ライブへ足を運ぶだけでなく、関連するグッズを手に写真を撮る人を街中で見かけることもあります。「好きな人を応援したい」という気持ちは、世界共通のようです。

　ちなみに、ロマンさんは日本のアイドルはまったくわからないものの、アガットさんと一緒にコンサートを楽しみました。

日本のコンビニがお気に入りに

　印象に残っていることはほかにも。滞在期間中はよくコンビニを利用し、ヨーロッパとの違いを実感したといいます。

「日本のコンビニは夜遅くまでやっていますよね。なんでも売っているし、そういうコンビニはヨーロッパにはなかなかありません。だから、何度も利用しました」

　ヨーロッパには深夜営業が禁止されている国もあり、日本のコンビニのような店はほとんどないといわれています。また、品ぞろえも日本ほど多くないそう。アガットさんもマロンさんも、便利な日本のコンビニがお気に入りになりました。

「売っている食べ物もおいしかったです。とくにお気に入りなのはおにぎり。リヨンではなかなか食べられないから、ツナマヨとシャケおにぎりはよく食べました。ホットスナックもおいしかったです」

「とても実りある滞在でした」と、うれしそうに滞在中の思い出を語ってくれたふたり。再び訪日した際は、また新しい日本の魅力を発見してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）