訪日外国人観光客が旅行中楽しみにしていることのひとつが、日本食を食べることです。10年間、日本へ来ることを楽しみにしていたフランス人2人組は、滞在中にいろいろな日本の食を楽しんだそうです。そのなかでも「ダントツ」でおいしかったものがあるそう。いったいどんな食べ物だったのでしょうか。

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念願の初訪日　東京をメインに滞在

　南フランス出身のグレッグさんとベルトランさんは、10年以上も前から日本に来たいと夢見てきました。念願叶って、初めて日本を訪れています。

　2週間の滞在中、東京をメインに銀座や浅草などをめぐります。その後は、箱根や富士山にも足を運ぶ予定なのだとか。

　すでに、日本の食事をたくさん楽しんだというふたり。なかでも「ダントツ」でおいしかったという食べ物について話を伺いました。

日本で独自に進化した食べ物の虜になったふたり

　グレッグさんが一番おいしかったと名前を挙げたのは、日本人にも人気の肉料理です。

「ここまででダントツなのは、トンカツです。滞在中、一番の肉料理かもしれません」

　フランス料理にも、トンカツの名前の由来にもなったといわれる、スライスした仔牛肉にパン粉をつけて、バターでソテーをした「コートレット」という料理があります。見た目は同じようなフライに見えますが、その味には大きな違いが。

　日本のトンカツは、粗めのパン粉を使っているため、サクッとした食感で脂っこくなく、さっぱりとした味わいが楽しめます。また、豚肉の旨味を引き立てる、甘みと酸味が絶妙なソースも外国人たちの舌を魅了。いまや日本のトンカツは世界で人気を博しており、海外進出している日本のトンカツ店も少なくありません。

　グレッグさんは、日本で本場のトンカツを食べることができ、とても感動した様子でした。一方、ベルトランさんが「おいしかった」と話したのはメロンパンです。

「フランスにもおいしいベーカリーがたくさんありますが、こういったものは食べたことがなかったです」

　こちらも訪日外国人から人気が高い食べ物のひとつ。日本発祥のメロンパンは、確かにフランスではなかなか食べることができないかもしれませんね。

　10年間、日本に来ることを楽しみにしていたグレッグさんとベルトランさん。残りの滞在でも、日本の食事を存分に楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）