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大阪は「東京ほどフォーマルではなく」 イタリア人が感じた関東と関西の違い 「忘れがたい」光景も
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東西南北に長い弓なりの国土を持つ日本は、地域によってさまざまな違いがあります。とくに、関東と関西では文化や人々の性格にも大きな違いがあるといわれますが、日本を訪れた外国人の目にはどのように映るのでしょうか。日本に3度来たことがあるという、イタリア人男性にお聞きしました。
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3か月間、日本へ語学留学した経験が
これまでに3度の訪日経験があるという、イタリア人のジュゼッペ・ファジョーリさん。初めて日本を訪れたのは、2008年のことでした。当時、大学生だったジュゼッペさんは、友人とともに1週間のバカンスを楽しんだといいます。
このとき、日本に対して強い関心を持ったジュゼッペさんは「1週間ではあまりにも短すぎる」と思い、再訪日を胸に誓います。そこで翌2009年、語学を勉強するために日本へ3か月間の留学をしました。
まず東京で日本語を勉強したジュゼッペさんは、その後、関西にも足を運びました。実際に訪れてみると、関東と関西では印象が大きく異なることに気づいたといいます。
「東京は現代的で大都会ですね。大阪も都会だけど、接し方が東京ほどフォーマルではなく、オープンだと感じました」
東西の違いは日本人の間でもよく議論になりますが、日本語を勉強中の外国人も感じるとは、とても興味深いですね。また、関西を旅するなかで、ジュゼッペさんは京都の素晴らしさに感銘を受けたといいます。
「京都も大都市でありながらそう感じさせないのは、古くからある街だからかもしれませんね。新しくて超現代的なものと、古くて素晴らしいものがうまく共存していて圧倒されました。神社や仏閣など伝統的な建物がさまざま残っているなかで、とくに金閣寺は美しかったです。公園を散歩しながら見た、桜も忘れがたいですね」
すっかり日本の虜になったジュゼッペさんは、2度目の訪日から3年後の2012年にも、日本の友人たちと会うために再々訪日。3週間滞在しました。それから12年が経ち、日本も様変わりしています。また機会があれば、ぜひ日本に来てほしいですね。
(Hint-Pot編集部)