日本を訪れる外国人観光客が、日本の多様な食文化に驚くことは少なくありません。初訪日のアメリカ人男性は、日本独自のグルメを絶賛。母国で売り出したら人気が出そうだと、太鼓判を押していました。ただ、懸念点もあるようです。アメリカ人が気に入った食べ物は、いったいなんだったのでしょうか。

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初訪日のアメリカ人　日本に興味を持つきっかけは日本人留学生の存在

　アメリカ・ニューヨークの中心地であるマンハッタン出身のカールソンさん。今回が初訪日で、11日間の滞在を予定しています。すでに東京、京都、奈良、大阪などをめぐってきたそうです。

「日本に行ってみたいと思っていた」と、カールソンさんにとって念願だった訪日。日本に興味を持つきっかけになったのは、大学時代に出会った日本人の交換留学生でした。

「実は大学時代に、日本人の交換留学生に会ったことがあって、それが日本とその文化に興味を持つきっかけになりました。彼らからいろいろ話を聞いていたので、日本の旅で、文化やエチケット、ルールなどになじむのは比較的簡単でした。日本人の生活スタイルもアメリカ人とはまったく違っていて、とてもおもしろいと思いました」

「すごくおいしかったです」　日本だから実現できる観光スタイルを称賛

　初めての日本を存分に満喫するカールソンさん。日本の建築物や食べ物をメインに楽しみました。とくに印象に残っているのは、大阪で食べたたこ焼き。甘辛い独特な味つけが、カールソンさんの食欲を刺激したようです。

「大阪では食べ歩きを楽しみましたね。焼きたてのたこ焼きがすごくおいしかったです。ソースの濃厚な味は、アメリカ人も好きな味つけですよ！　アメリカでは、日本食といえば寿司、ラーメン、トンカツがほとんどですが、たこ焼きも人気になるに違いありません！」

　たこ焼きといえば、大阪の名物グルメのひとつ。焼きたてをテイクアウトし、熱々の状態で食べ歩くのも大阪観光の醍醐味でしょう。

　カールソンさんはその味に感動しつつも、意外な観点から、アメリカでたこ焼きが普及することに対する懸念を示しました。

「アメリカだとゴミ問題はあるかもしれませんね。日本はゴミ箱が少なくても街がきれいですが、アメリカでこれをやったらどうなるか、想像したら……」と、カールソンさんはため息まじりにつぶやきます。

　外国人観光客が日本へ来て驚くことのひとつに、ゴミ箱の少なさがあります。それにもかかわらず街がきれいなのは、日本人に「来たときよりも美しく」という言葉が根づいており、ゴミを持ち帰ることに慣れているからでしょう。

　アメリカでは、日本と同じようにいかないと感じたカールソンさん。滞在中は母国と日本の違いを見つけながら、最後まで楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）