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アメリカでは「なかなか見かけません」 日本の飲食店で興味津々 とても気になったものとは
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効率化された便利なものがあふれている日本。訪日外国人観光客が、画期的なシステムに驚くことは少なくありません。日本各地を旅したアメリカ人は、さまざまなレストランを訪れるなかで、母国ではなかなか見かけることがないというあるものに目を奪われました。それはいったい、何だったのでしょうか。
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突如決まった日本旅行を満喫中
アメリカから来たというディミトリさんとカーンさん。ディミトリさんは12年ぶり2度目の訪日、カーンさんにとっては初めての日本です。滞在期間は16日間を予定しています。
カーンさんによると、実は旅行先をハワイにするか、日本するかで迷っていたそうです。
「実は今回の旅行は急に決まったため、この日本旅行の計画にかけられた時間は約1か月しかありませんでした。少し欲張ってしまい、いくつかの都市を訪れることしました」
詳しく聞くと、東京から北海道、北海道から沖縄本島と宮古島へ。そしてまた東京と、何度も飛行機で移動したそうです。ふたりは日本を縦断する、とてもアクティブな旅行を楽しみました。
「街灯に吊るされたガラスの風鈴がまるで魔法のよう」
カーンさんの印象に深く残った場所は、2日半滞在したという「北海道の小樽」でした。
「小樽はとても魅力的な町でした。とくに、街灯に吊るされたガラスの風鈴がまるで魔法のような音を街に響かせていて、とても素敵だったのを覚えています。風に揺れる風鈴の音は、静かな町並みにぴったりで、日常を忘れさせてくれるほどの美しさでした」
ディミトリさんもまた、小樽を気に入った様子。とくに、食べ物がおいしかったようで、和牛カツレツを絶賛しました。また、小樽のレストランを利用した際、とても気になったものがあったといいます。
「小樽で訪れたレストランをはじめ、多くのレストランで、食券を自動販売機で購入する券売機スタイルがとても興味深かったですね。アメリカではチップを払う習慣があるからか、券売機で買うというスタイルはなかなか見かけません。なので、食事の前に小さな冒険をしているような感覚がありました」
券売機は言語対応が可能な機種もあり、日本語ができない訪日外国人観光客でも注文しやすいのが利点でしょう。ディミトリさんたちが利用した券売機にも、外国語表記があったそうです。
日本は世界的に見ても、券売機のような自動販売機の数が多い国です。その理由は、日本の治安の良さが関係しているといわれています。自販機がいたるところに置かれた様子を見て、驚く外国人も少なくないのだとか。
まるでアトラクションのひとつのように、券売機で購入する体験を楽しんでいたディミトリさんとカーンさん。またぜひ「小さな冒険」をしに、再訪してくださいね。
(Hint-Pot編集部)