訪日外国人観光客の多くは、日本の食事のおいしさとバリエーションの豊富さに驚くといいます。ときには滞在中にヘビロテするほど、夢中になる料理と出合うことも。日本へ来るのは2度目というイタリア人は、今回の滞在中に、同じメニューを3食、食べ続けたそうです。それほどまでにハマった料理とはなんだったのでしょうか。

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「僕はここまでずっと」同じメニュー

　浴衣姿で浅草からスカイツリーまで歩いて散策中だった、イタリア人のバルテルさんとマテウさん。バルテルさんは日本へ来るのは今回が初めてで、マテウさんは6年ぶり2回目の訪日です。ふたりは今回、20日ほど日本に滞在する予定だといいます。

　そんなふたりには、とても気に入った日本食があると話します。とくにマテウさんは日本に到着してからの2日間、3食とも同じメニューを食べているのだとか。

「僕はラーメンが大好き！　ここまでずっとラーメンを食べています。豚肉が入ったみそラーメン、次が野菜ラーメン、あとシンプルなしょうゆ味のラーメン……」と、日本のラーメンをあれこれ楽しんでいるそうです。

　もちろんバルテルさんも、ラーメン好きのマテウさんと一緒にさまざまなラーメンを食べています。ただ、そのなかで1食だけ別の物を食べたのだとか。

　その料理とは、チャーシュー丼。「白米の上に、豚肉と野菜とニンニクが乗っていて、すごくおいしかった。これから焼きそばとか、いろんなものを食べてみたいです」と感想を教えてくれました。

ラーメンを食べ続ける理由に思わず納得？

　日本のラーメンの虜になる外国人は多いですが、2日連続で3食ともラーメン店というのは、なかなか。なぜ、そこまでラーメンに夢中になっているのか、さらに話を聞きました。すると、マテウさんから思わず納得してしまう言葉が……。

「ラーメンは、イタリア人の僕たちにとって『日本のパスタ』なんだ。イタリアには、スープに入ったパスタはあまりなくてドライなものが多いけれど、麺はペンネとかショートパスタとか、日本のラーメンの麺がさまざまあるように、いろんな種類があります」

　日本人が3食、白米を食べて飽きないように、イタリア人にとってパスタであれば、毎回違う味のパスタで飽きないというのも納得。20日ほどの滞在、さすがに“ずっと3食ラーメン”を続けることはないと思いますが、客観的にはカロリーなど少し心配な面も。ラーメンも魅力的ですが、日本にはほかにもおいしい食ベ物がたくさんあるので、ぜひいろいろと楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）