愛猫の健やかな成長はうれしいもの。お迎え当時の写真や動画を定期的に見返して、幸せな気分に浸る人も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、保護したときは痩せていてとても小さく、“ホネホネちびっこ”だったねこ。それから6年が経ち、現在はどのような姿になったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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まだ小さくて痩せっぽちだった子ねこ

「今日はナツの6回目のうちの子記念日です」

　そんな書き出しで、Xに投稿された1本の動画。そこには、ソファの前に立つ黒ねこの赤ちゃんが赤ちゃんが映っています。

　緊張しているのか、プルプルと震えているシッポ。まだまだ小さくて痩せっぽちな子ねこは、初めて見る周りの様子に驚いているようにも見えます。投稿では、子ねこが保護されたときの状況も紹介されていました。

「姉の家の近くで一日中、子ねこの鳴き声がするけど、居場所がわからず……。雨が降り出したので心配していたら翌日、姉の家の軒先に移動してきました。そして、うちの子に」

　投稿は「ホネホネちびっこだったけど、風邪もひかず元気いっぱい丈夫な子でした！　これからもよろしくです」と締めくくられています。

　投稿のリプライ（返信）には「うちの子記念日おめでとうございます」「チビナツちゃんかわい～」「これからも健康で幸せに過ごしてくださいね」「これくらいの子って活発に動くからママとはぐれたのかも」「優しいおうちを選んでちゃんと軒先で待ってたなんて……。愛おしい」など、さまざまなコメントが寄せられました。

風邪もひかず丈夫で元気いっぱい

　子ねこ時代の動画が注目を集めたのは、現在6歳の黒ねこの女の子「ナツ」ちゃん。誕生日がおそらく7月頃で、夏生まれなことから名づけられました。ナツちゃんは天真爛漫でおしゃべり。遊ぶことが大好きで、運動神経抜群だといいます。

「甘えん坊でもあります。気がついたら勝手に膝の上に乗ってきたり、お腹の上に乗ってきたりします」

　飼い主さんによると、6年前に保護したとき、ナツちゃんはなかなか姿を現さず、探している間に雨が降り始めてしまったためとても心配したそうです。その後も鳴き声が聞こえた付近で何度も呼びましたが、出てきてくれませんでした。ところが翌日、お姉さんから子ねこを保護したと連絡があったそうです。

「翌朝、外に出てみたら、子ねこが姉の家の軒先にいたそうです。姉の家の前は小学校の通学路なのですが、その後は誰彼かまわず通学中の小学生にすりすりして、愛想を振りまいていたのだとか。姉いわく、誰かの家の子になろうとしていたと。前の日に呼んでも全然出てこなかったのが不思議です」